【燃費】マツダ デミオ(3代目)燃費レポート/永田恵一(4/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
マツダ デミオ(3代目)燃費レポート【市街地編】
市街地では、主にアイドリングストップの印象をお伝えしよう。
現行デミオのアイドリングストップは他のマツダ車と同じく、停止後にブレーキペダルを踏み増すことでアイドリングストップが開始するというタイプだ。
このタイプは現行デミオを含め、一時停止や渋滞でよくある止まりそうで止まらないといったシーンで不要なアイドリングストップが機能しないという面で好ましい。
加えて現行デミオは11年登場と時間が経っていることを考えると、停止中にアイドリングストップが可能なのにブレーキの踏み増しが足りずアイドリングストップが機能していないときにはi-stopの文字が点滅しアイドリングストップの開始を促すことや、アイドリングストップ時間やアイドリングストップができない理由の表示など、アイドリングストップ関係のインフォメーションが充実していることは高く評価できる。
アイドリングストップからのエンジン再始動に関しては、エンジン再始動は早い部類に入る。だがセルモーターの音は若干大きめで、音質も耳に付くものであるのは残念であった。
その他気付いたこととしては現行デミオにエコモードのような機能はないのだが、出荷状態だとエコモードのようにアクセル操作に対するレスポンスを鈍くしているようだ。
そのことは2,000rpm以上の回転域で顕著となり、乗り初めは若干の乗りにくさを感じたのだが、ある程度の時間乗っていれば学習機能が働いてドライバーのドライビングスタイルに合わせたものに変わってくれるので、自分のものにした際に問題となることはないだろう。
市街地での燃費は「12.0km/L」と振るわなかった。
燃費が振るわなかったのは猛暑のためエアコンがフル稼働だったのに加え、エアコンを使うことでバッテリー電圧も低下しやすいというダブルパンチで、アイドリングストップの作動がほぼゼロだったことが最大の理由だ。
これは現行デミオの市街地での燃費が悪いということではなく、真夏にエアコンがフル稼働になると、1.3リッター級のコンパクトカーでもこのくらいの燃費になってしまうという一例と認識して欲しい。
【市街地における実燃費】
マツダ デミオ 13-SKYACTIV/12.0km/L
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