日産 ノート 燃費レポート/永田恵一(3/4)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
日産 ノート 燃費レポート【郊外路編】
ノートのハンドリングは、「意外」といってはちょっと失礼かもしれないがハンドル操作に対するクルマの動きが予想以上にシャープで、想像以上に運転を楽しめるタイプへと仕上げられている。
反面、乗り心地はリアサスペンションの動きが滑らかさに欠け突っ張ったような不快な硬さを感じるもので、快適性を損なっているところが見受けられるので改善を望みたい。
ただし、ノート(のメーカー広報車両)には何度か乗った経験があるが、今回の燃費テストを実施した個体よりも乗り心地が悪かった車両や逆に「乗り心地が良い」と感じる車両もあり、初期生産車は個体のバラつきが大きかったようだ。
また、このことを今年1月のイベントで女性のチーフエンジニアである水口氏に聞いてみたところ、「現在、ユーザーに届く個体の乗り心地は良いはずです」というコメントを頂いているので、現在販売されるノートの乗り心地は上質になっていることを願いたい。
郊外路での燃費は「15.8km/L」と、ペースもそれほど上がらない上に流れのいい道でテストしたことを踏まえると、人によって評価が分かれると思われる値であった。
しかし、当記事の実燃費レポートシリーズはノーマルモードを使用するというレギュレーションになっているが、ノートの場合はエコモードを使うこと自体が標準設定となっているのに近いところがあったため、ノーマルモードでは期待する燃費が出なかったのかもしれない。
ノートのエコモードではエアコンの抑制やアクセルレスポンスを穏やかにするといった制御に加えて、スーパーチャージャーの作動もエコモードでは2,700rpmからとなるため(ノーマルモードでは1,800rpm程度から)、アクセルを深く踏まない乗り方をしたとしてもノーマルモードとエコモードでは差が大きく開く傾向にある。
そして、エコモードでもパワー不足は感じず、アクセルレスポンスが穏やかになることでかえって運転しやすい面もあるので、ノートのスーパーチャージャーに乗る際には基本的では「エコモード」を選ぶべきだろう。
燃費も、エコモードを選べばどんな走行パターンでも10%程度は良くなるはずだ。
日産 ノートメダリストの郊外路の実燃費/15.8km/L
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