50周年のデリカや新型アウトランダーPHEVが登場!PHEVにピッタリな電動アシストマウンテンバイクにも試乗した!
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:土屋 勇人
今年はデリカ50周年!デリカD:5の限定車「ジャスパー」
2018年7月下旬、静岡県のとあるキャンプ場にて三菱自動車の新型SUVの試乗会が開催された。当日のメインイベントであったエクリプスクロスの試乗レポートは追って掲載するので楽しみにしておいてほしい。
まずはこちら、デリカD:5の夏の特別仕様車「ジャスパー」だ。
ジャスパーにはピンストライプ、各部のデカール、メッキのフォグランプベゼルとドアミラー&アウタードアハンドル、ダーククロームに塗られたアルミホイール、7インチWVGAディスプレイ、運転席パワーシート、スエード調シートなど専用のオリジナル装備が与えられているほか、アウトドア感をアップさせるカーゴフェンスやマッドフラップ、フロアマットなどのオプションも多数用意される。定員/エンジンの仕様は8人乗り・クリーンディーゼルとなっている。
デリカD:5はパジェロ並みの悪路走破性を持つRVの性能を持ちつつ、しっかり7/8人が乗れるミニバンでもあるという稀有なモデル。「デリカじゃないと」と語るコアなオーナーもいるほどの存在感を誇る。
なお、1968年にデリカトラックとして登場以来、デリカは今年50周年を迎える。1969年に追加されたバンモデルの「デリカバン」も今なおラインナップに健在だ。デリカD:5はデリカスターワゴン、スペースギアから連綿と続く「オフロード4WD型ミニバン(1BOX)」の伝統を今に受け継ぐビッグネームモデル。4WDに強い三菱らしさいっぱいのクルマなのである。
バッテリー容量が15%向上した新型アウトランダーPHEV
エクリプスクロスの試乗会が行われたキャンプサイトには、8月下旬から発売が予定されているマイナーチェンジ版の新しいアウトランダーPHEVも展示されていた。外観ではヘッドライトやラジエターグリル、フロント/リアバンパー下部のプレートデザインが変更になるほか、インテリアもさらに上質に。
注目はPHEVシステムのブラッシュアップで、エンジンが2リッターから2.4リッターになったことで充電性能を改善したほか、駆動用バッテリー容量が15%アップしてEV時の航続距離が65kmに延長されるなどEVとしての性能向上が図られている。
PHEVにぴったり!? 誰もが笑顔になる電動アシストマウンテンバイクを試乗
アウトランダーPHEVの展示スペースには自転車も用意されていた。でもよく見るとアウトランダーPHEVから給電されている。そう、これは電動アシスト自転車なのだ。
2017年にパナソニックから発売され大好評の電動アシストスポーツタイプ「Xシリーズ」のラインナップ拡充に伴い、昨年登場した電動アシストマウンテンバイク「XM1」の改良モデルと、新たに加わった電動アシストマウンテンバイクの上位モデル「XM2」、そして電動アシストクロスバイク「XU1」の3モデルが新たに登場。いずれも2018年7月2日から発売されている。
試乗会会場ではこの電動アシストスポーツバイクの試乗も行うことができた。自分の前のターンでは、試乗に出て行くと皆「ひゃー!」と声を上げる。電動アシスト自転車を漕いだことがあるが、その声はどこから出るのかな?と正直に思った。
でも自分の試乗の番がやってきて、またがってペダルに足を乗せるように促されて同じような声が出た。足をかけたら、それだけでペダルがかなりの力でアシストしてくるのだ。ブレーキをかけていないと、そのまま進んでいってしまう!
インストラクター氏の指示に従い、漕ぎ出す……と、また声が出た。これまで経験したことがないほどのアシスト量。ほぼ漕いでないように思えるほど。でも自転車はずんずん進むのだ。アシストがないと登れないだろうなという登坂もへっちゃら。
絶対に無理!と思うような場所も走れてしまうので、ついつい笑みがこぼれる。インストラクター氏は「乗るとみんな笑顔になるんですよ」と語ってくれた。普段あまり自転車に乗らなくなってしまった筆者だが、これならどこでも漕いで行きたい!と思うほどに楽しかった。
アウトランダーPHEVなら前輪を外せば2台を車内に積むことができるし、もちろん充電も可能だ。電動アシストマウンテンバイクを積んでキャンプに出掛け、キャンプ場周辺でサイクリングを楽しむこともできてしまう…。PHEV唯一のSUVであるアウトランダーPHEVであれば、電気を上手に使った快適で楽しいアウトドアライフが過ごせてしまうのだ。
三菱 アウトランダーPHEVと、サイクリングに新しい価値を与える電動アシストスポーツバイクの相性は抜群だと感じた。
[Text:遠藤 イヅル Photo:土屋 勇人]
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