【価格判明】新型デリカミニは196万4600円から! 後悔しないグレードはどれ? 発売日はいつ?
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正
三菱自動車は、新型デリカミニの予約受注を開始しました。2025年秋に発売予定です。
現時点では、価格やグレードはメーカーにて公開されていませんが、筆者のカーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんがディーラーを独自に取材。
取材により新型デリカミニの価格やグレード別装備、発売日などが判明したため、当記事にてご紹介します。また、専門家がおすすめするグレードや新型デリカミニの評価なども解説します。
人気の軽SUV「デリカミニ」が待望のフルモデルチェンジ
現在、日本の新車販売の約4割を軽自動車が占めています。
中でも、全高1700mm以上の「スーパーハイトワゴン」は軽乗用車市場の約半数を占める人気カテゴリーです。一方、小型/普通車ではSUVの販売比率が35%に達しています。
この2つのトレンドを融合させたのが「三菱 デリカミニ」です。軽スーパーハイトワゴンの広い室内と使い勝手に、SUVらしいタフなデザインを組み合わせ、現在の売れ筋カテゴリーの魅力を凝縮した一台として高い人気を誇ります。
この人気の「デリカミニ」が、待望のフルモデルチェンジを果たします。ディーラーへの取材を実施したところ、ディーラーではすでに2025年8月22日(金)に価格が公開されており、予約受注も開始されているとのこと。兄弟車である標準モデルの「三菱 eKスペース」も同時に新型へ切り替わります。
また、プラットフォームを共有する「日産 ルークス」も、今後フルモデルチェンジを予定しています。
新型デリカミニのグレードと価格
ディーラーへの取材で判明した新型デリカミニの価格(税込)は、196万4600円~290万7300円です。
新型デリカミニは、ノーマルエンジン車の「G」とターボエンジン車の「T」の、大きく分けて2つのグレードで構成されます。
それぞれのグレードと駆動方式を組み合わせた価格は、以下の通りです。
Gシリーズ(ノーマルエンジン車)
| グレード | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
G | 196万4600円 | 217万9100円 |
Gプレミアム | 212万9600円 | 229万6800円 |
Gプレミアム・デリマル・パッケージ | 264万9900円 | 281万7100円 |
Tシリーズ(ターボエンジン車)
| グレード | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
T | 204万2700円 | 225万8300円 |
Tプレミアム | 221万9800円 | 238万7000円 |
Tプレミアム・デリマル・パッケージ | 274万100円 | 290万7300円 |
新型デリカミニの主要装備
新型デリカミニの主要装備は以下の通りです。
| グレード | 主な装備 |
|---|---|
G/T | 衝突被害軽減ブレーキ |
Gプレミアムパッケージ | (G&Tの装備に加えて) |
Gプレミアム・デリマル・パッケージ | (Gプレミアムパッケージ&Tプレミアムパッケージの装備に加えて) |
最上級グレードの「プレミアム・デリマル・パッケージ」を除き、ディーラーオプションのカーナビやディスプレイオーディオも装着可能です。
「プレミアム・デリマル・パッケージ」に標準装着される「グーグル搭載インフォテイメントシステム」は、スマートフォンを接続しなくてもナビなどの機能が利用でき、10年間の通信料が無料となっています。
新型デリカミニのパワーユニット・燃費
ここまでグレードごとの価格や装備の違いを紹介しました。
しかし、最適な一台を選ぶにはもう一つ重要な選択があります。それがパワーユニットです。
ご自身の運転スタイルや使い方に本当に合ったグレードを見つけるため、まずはこの2つのパワーユニットの具体的な違いを詳しく見ていきましょう。
パワーユニット
新型デリカミニは、スタンダードな自然吸気エンジンの「G」シリーズと、力強いターボエンジンの「T」シリーズに大別されます。どちらを選ぶかで、日常の走り、高速道路や坂道での快適さ、そして燃費が大きく変わってきます。
ちなみに、新型デリカミニのパワーユニットは、自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類です。先代に搭載されていたモーターでエンジンを補助する「マイルドハイブリッド」は、コスト面を考慮して廃止されました。
しかし、次で解説しているように先代よりも燃費は向上しています。
燃費
新型デリカミニのWLTCモード燃費はノーマルエンジン(Gグレード)が18.8km/L〜21.0km/L、ターボエンジン(Tグレード)が17.8km/L〜19.5km/Lとなります。
自然吸気エンジンの2WD車では、先代のWLTCモード燃費20.9km/Lに対し、新型は21.0km/Lへとわずかに向上。ターボの4WD車も17.5km/Lから17.8km/Lへと改善されています。
グレードおよび駆動方式ごとのWLTCモード燃費は、以下の通りです。
| グレード | 駆動方式 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|
G(ノーマルエンジン) | 2WD | 21.0km/L |
G(ノーマルエンジン) | 4WD | 18.8km/L |
T(ターボエンジン) | 2WD | 19.5km/L |
T(ターボエンジン) | 4WD | 17.8km/L |
新型デリカミニのおすすめグレードは? 選び方を徹底解説
新型デリカミニは、自然吸気エンジン搭載の「G」シリーズと、ターボエンジン搭載の「T」シリーズに大別され、それぞれに標準グレード、装備が充実した「プレミアム」、最上級の「プレミアム・デリマル・パッケージ」が設定されています。
基本的な安全装備は全車標準
衝突被害軽減ブレーキや、高速道路での運転を支援する「マイパイロット」といった基本的な安全・運転支援機能は全グレードに標準装備されており、どのグレードを選んでも安心感が高いのは嬉しいポイントです。
その上で、「プレミアム」系になると、車線変更時の安全確認をサポートする「後側方衝突防止支援機能」など、さらに高度な安全装備が追加されます。
モニター類も充実し、駐車時に便利な「マルチアラウンドモニター」が装着されるほか、「プレミアム・デリマル・パッケージ」では、車両のカメラ映像を合成してボンネットの下が透けて見えるように表示する「3Dマルチアラウンドモニター」へと進化します。
コストパフォーマンスで選ぶなら「Gプレミアム」
| グレード | Gプレミアム |
|---|---|
| 駆動方式 | 2WD |
| 価格 | 212万9600円 |
価格と装備のバランスを考えると、最も推奨されるグレードは「Gプレミアム」です。
ベースの「G」(2WD)に比べて16万5000円高くなりますが、その価格差で「後側方衝突防止支援機能」や「後退時車両検知警報」、「マルチアラウンドモニター」といった安全装備が追加されます。
さらに、快適装備の「右側電動スライドドア」や「リヤロールサンシェード」、「リヤサーキュレーター」なども装着されます。これらの装備内容を考えれば、16万5000円の価格上昇は非常に割安と言えるでしょう。
高速道路や坂道が多いならターボ搭載の「Tプレミアム」
| グレード | Tプレミアム |
|---|---|
| 駆動方式 | 2WD |
| 価格 | 221万9800円 |
ご自宅の周辺に急な坂道が多い方や、高速道路を走行する機会が多い方には、ターボエンジンを搭載する「Tプレミアム」がおすすめです。
エンジンの力強さを示す最大トルクが、自然吸気エンジンに比べて約1.7倍に向上する一方、WLTCモード燃費の悪化は約7%に留まっています。これだけ効率の良いターボエンジンが、わずか9万200円の追加で手に入るなら、選ぶ価値は十分にあります。
自然吸気エンジン車に試乗してパワー不足を感じた場合にも、積極的に検討したいグレードです。
デリカミニの魅力を最大限に味わうなら「Tプレミアム」の4WD
| グレード | Tプレミアム |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| 価格 | 238万7000円 |
SUVらしさを掲げる「デリカミニ」は、4WDモデルの人気が非常に高いのが特徴です。開発者によると「先代モデルの4WD比率は約50%に達していた」とのこと。
最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は2WDが150mm、4WDが160mmと余裕があり、悪路での走破性が高まるだけでなく、駐車場から出る際の段差なども乗り越えやすくなるメリットがあります。
4WDは車重が増えるため、パワーに余裕のあるターボエンジンとの相性が良いでしょう。その点でおすすめなのが「Tプレミアム」の4WDです。2WDモデルとの価格差は16万7200円。
走りを重視し、デリカミニならではのタフな魅力を存分に味わいたいユーザーには、このグレードがベストな選択肢となるはずです。
最先端の機能を求めるなら最上級「デリマル・パッケージ」
| グレード | Tプレミアム・デリマル・パッケージ |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| 価格 | 290万7300円 |
さらにインフォテイメント機能を充実させ、「3Dマルチアラウンドモニター」なども欲しいなら、最上級グレードの「Tプレミアム・デリマル・パッケージ」の4WDが選択肢となります。
「Tプレミアム」の4WDよりも52万300円高くなり、「軽自動車で約300万円!?」と驚くかもしれませんが、その内容は価格に見合うほど充実しています。
最近では、ディーラーオプションで高機能なカーナビを取り付けると35万円前後になることも珍しくありません。
それを踏まえると、「グーグル搭載インフォテイメントシステム」や前後ドライブレコーダー、ETC2.0、「3Dマルチアラウンドモニター」までがセットで装着されることを考えれば、52万300円の価格アップは決して割高とは言えないでしょう。
価格を抑えたい場合の選択肢「eKスペース」
逆に、価格の安さを重視するなら、最も安価なグレードが175万円台から設定されている、ベーシックな兄弟車「eKスペース」を検討するのも一つの手です。
eKスペースは、後席を格納して荷物を積む商用的な用途にも適しています。
新型デリカミニの正式発表・発売はいつ?
ディーラーに今後のスケジュールを尋ねたところ、以下のような回答が得られました。
「正式な発表は2025年9月18日(木)、お客様への納車が始まる発売日は2025年10月19日(日)を予定しています。ただし、発売日は遅れる可能性もございます。ディーラーで試乗車がご用意できるのは、11月以降になる見込みです」。
2025年9月18日 追記
2025年9月18日(木)、三菱より正式な発売日は「2025年10月29日(水)」と発表されました。三菱のプレスリリースはこちら。
新型「デリカミニ」や「eKスペース」の購入を希望するなら、早めにディーラーへ問い合わせておくことをおすすめします。
まとめ・評価
専門家としてデリカミニを評価した採点と、購入前に知っておきたい長所と短所をまとめました。
| 外観 | 4.0 | ★★★★☆ |
|---|---|---|
| 内装・居住性 | 3.0 | ★★★☆☆ |
| 走行性能 | 4.0 | ★★★★☆ |
| 運転のしやすさ | 5.0 | ★★★★★ |
| 乗り心地 | 4.0 | ★★★★☆ |
| 燃費 | 4.0 | ★★★★☆ |
| 価格の割安度 | 3.0 | ★★★☆☆ |
〇新型デリカミニの良い点
・SUVらしくタフで個性的な外観デザインで、4WDは悪路走破性も高い
・後席を格納すれば自転車も積める広大な荷室空間が生まれる
・グーグル搭載のインフォテイメントシステムなど、先進機能が充実している
×新型デリカミニの気になる点
・後席の座り心地は改善されたが、座面の奥行きはもう少し欲しいと感じる場合がある
・アイドリングストップからの再始動音は、試乗して確認しておきたいポイント
・最上級グレードは装備が充実する一方、価格は約300万円に達する
デリカミニは先代モデルから長所をさらに伸ばすため、足まわりにはカヤバ製のショックアブソーバー「プロスムース」を採用、走行安定性と快適な乗り心地の両立を目指しました。
また、走行状況に応じて5つのモード(ノーマル、パワー、エコ、スノー、グラベル)から選べる「ドライブモード」が新たに採用されました。
アイドリングストップからのエンジン再始動は、先代の静かなモーター式から一般的なスターターモーター式に変更されたため、音が少し耳障りに感じる可能性があります。
まとめ
購入を検討される際には、ぜひ実車を試乗してみてください。試乗の際は、ターボと自然吸気の加速感の違いに加え、マイルドハイブリッド廃止に伴うアイドリングストップからの再始動音を確認するのがおすすめです。
装備と価格のバランスが良い「Gプレミアム」が中心グレードとなり、発売は10月19日、試乗車は11月以降に配備される見込みです。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正】
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