新車購入ガイド:新車を買うならお得に買いたい!値引きの交渉術や買い時をチェック!

営業マンからお値打ち価格を引き出すには!?

どうせなら安く買いたい。クルマの購入時に掛かる出費を抑えることができれば、予算との差額を別のことに回せるし、欲しかったオプションも付けることができるかもしれない。となれば、どうすれば営業マンからお値打ちな価格を引き出せるかがポイントとなる。ここではその交渉術を解説していこう。

まず見積もりを取ろう

ライバルとなる車両の見積もりを取る

同じカテゴリー、例えば軽自動車のハイトワゴンなどは、人気が高いためさまざまな自動車メーカーから競合する車種が発売されている。例えばホンダ N-BOXとダイハツ タントといった感じで、サイズや使い勝手、装備、エンジン出力、税金などの要素が、ほぼ横並びの車種がある。見積もりを取るにしても、本命の車種だけというのはもったいない。

営業マンはもちろん車両を売れば成績になるが、他社メーカーのクルマを検討しているユーザーが、自分のメーカーのクルマを選んでくれればなおさらだ。となると、他のクルマも考えていて、●●●万円と見積もり出ましたと伝えると、そのクルマよりもちょっといい条件が提示される場合もある。すべてを正直に伝える必要はないが、競合の存在を匂わせることは交渉として大事なことだろう。

同じカテゴリーだけでなく金額で比較もすべき

SUVとミニバンや軽自動車とコンパクト、国産車と輸入車など、価格帯や用途が被るモデルも積極的に比較するべきだ。例えば、3列シートを備えるSUVならばミニバンの代わりにもなるし、軽自動車とコンパクトならば価格帯に近いものがあったりする。国産車だけでなく輸入車に目を向けてみるのもいいだろう。輸入車イコール高額とは言えないモデルも増えてきているので、視野を広く多くのクルマを比較検討してみよう。

同一車種で相見積もり/比較検討するコツ

同じチャネルでも別会社が経営している場合

主に大都市圏では、複数の販売店が同じテリトリー内に共存しているケースがある。例えば、東京ではネッツトヨタ東都とネッツトヨタ東京が同じ地域でネッツ店の看板を上げている。この2社は、表向き同じネッツ店でありながら経営母体が異なるため、両方のディーラーで同じクルマを見積もってみるのがいいだろう。

また自宅が都府県の境に隣接する地域だという場合には、自分の居住している地元のディーラーと、隣の都府県のディーラーで見積もりを取るというのもありだ。また、他の道府県に職場がある場合には、そちらの近隣ディーラーでも見積もりを取ることで、比較検討することができる。

相見積もりがNGな場合もある

例えばトヨタカローラ東京のA店とB店など、同じ販売店で複数の店舗から見積もりを取るのは避けるべきだ。同じチャネル・同じ経営元が展開するディーラーでは、店舗間でさまざまなデータを共有しており、相見積もりが発覚すると商談から手を引かれることもある。あくまでも同一車種での相見積もりは、異なる会社が経営しているディーラーで行うというのがおすすめだ。

購入時期はいつが最適なのか?

年度末と半期決算は最大のチャンス!

ディーラーは販売台数に応じてメーカーから奨励金などが出ることがあり、年度末や半期決算のタイミングは1台でも多く売りたいという好機。3月中、9月中のナンバー登録を条件に、各ディーラーは価格面・サービス面での優遇などを武器に勝負に出る。

各販売店とも売れ筋車両の在庫を多めに揃え、即納体制を取っているのがこのタイミングだ。納車ギリギリかと思っても、諦めずに営業マンと交渉してみよう。

2月と1月、買うならどっち!?

1月に登録すると年式が切り替わるため、数年先の売却時に10万円単位で差が出ることもある。ただしその差額を埋めるほどの大幅な値引きが提示されるならば、12月中の登録もあり。また、さまざまな仕様が年式によって異なる場合もあるので、確認は必要だ。

その他の時期で狙い目はいつ?

新型車の登場する前後に注意したい。新型車は、当然登場直後の値引きは難しい。しかし発売前に受注を獲得し、デビューに弾みをつけたい場合には、実車を見ずに注文させるため、特別な値引きがあるケースもある。

半面、ライバルとなるクルマは条件面を緩める可能性も高く、絶好のチャンスでもある。

また、もうすぐマイナーチェンジやモデルチェンジを迎える場合には、旧モデルとなる現行車の在庫状況次第で値引き幅が拡大する。特に高額な輸入車の場合、数100万円といった値引きが行われることもあるので、こちらも狙い目だ。

夏と冬のボーナス商戦期や、新卒・新入学シーズン、税制が変わる直前・直後なども

ディーラーは需要を見越して在庫を増やす、いわゆるかき入れ時のタイミングであり、値引きやサービスが拡大する場合がある。新聞の折り込みチラシや店舗のウェブなどから、キャンペーンを事前に予測することも可能なので、この時期が近付いたらチェックをしておきたい。

車両本体の値引き額が変わるだけでなく、下取り車がある場合は下取り金額が上がったり、オプションがおまけされたり、ガソリン満タンでの納車など、さまざまな形でお得な条件が出てくることもある。

ローンや新しい買い方も検討せよ

低金利キャンペーンや残価設定ローンも見逃すな

新車を購入する際に、多くの人は支払いにローンを使用することだろう。ディーラー系のローンは銀行などの金融機関が設定するオートローンよりも金利が高めと言われているが、最近では金利を低く抑えたローンや、あらかじめ使用期間を決めて経過後の車両価値を算出し、車両価格から差し引いた金額を支払うという残価設定ローンなどもあるので、自分の懐事情や、家族持ちの場合は使用状況などに応じて適切なものを選びたい。

また前述の年度末や決算期などでは、キャンペーンと称して低金利の条件が設定される場合もあるのでチェックしておこう。

納車までに時間がある場合はどうする?

一部のメーカーでは、納車までに時間がかかる場合に、別のクルマを先に納車し、購入したクルマが到着したら乗り換えるという「乗り継ぎプラン」のようなサービスを行っている。下取り車の車検が切れるタイミングと、次のクルマの納車がずれてしまうような場合には、とても有効な買い方と言えるだろう。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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