ジャガー XK/XKR 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:島村栄二
わずか19秒で変わる世界観
今回のビッグマイナーチェンジで変更されたところを紹介しよう。まず、エクステリアはテールランプ類やサイドミラー一体式ランプにLEDを多用し、ライトON時のシルエットにより都会的なテイストが加わった。特に美しいのはカブリオモデル。わずか19秒で開くトップをオープンにして走る夕暮れのシルエットは、LEDランプによって極上のメイクを施されている。
また、インテリアをXFと同じくキーをONにするとダイヤル式のシフトセレクターがせり上がる方式とするなど、これまでのちょっともっさりしていたダッシュパネルのイメージを一新している。
クーペ&カブリオモデル共に共通しているのは、乗り心地の良さだ。ジャガーの伝統的な猫足は健在で、アジリティーの効いたスポーツカーらしいハンドリングながら遠出のドライブにも疲れないコンフォート性を同時に持っている。さらに、ラゲッジスペースもきちんと用意されている。
また、タッチパネル式のNAVI、オーディオ、クライメートコントロール等を総合制御するディスプレーを装備しているので、ちょっとした旅行も快適にこなすだろう。
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