無限コンプリートカー「S660 無限 RA」&「シビックタイプR」速攻試乗/山本シンヤ(1/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:小林岳夫
無限のコンプリートカー第3弾「S660 無限 RA」
ホンダのワークスチューナーである「無限」。
実はホンダとの資本関係はないのだが、ホンダのニューモデルの発表と同時にパーツのリリースやホンダのディーラーで純正OP同様に購入/装着が可能なことなど、立ち位置はトヨタのTRD、日産のNISMO、スバルのSTIと同じ存在と言っていいだろう。
F1をはじめとするレーシングエンジンの開発やレースサポートを行なっていたことから、モータースポーツのイメージが非常に強く、市販車用のアフターパーツはその影響を受けている物ばかりである。
そんな無限の夢は、無限の技術を一台にパッケージした「コンプリートカー」を世に出すことだ。
すでに2005年にFD2シビック タイプRがベースの「シビック 無限 RR」、2012年にCR-Zをベースにした「CR-Z 無限 RZ」を限定販売したが、その第3弾が今回紹介するS660がベースの「S660 無限 RA」だ。
レーシングスピリットとユーザーの選択の自由を両立
無限RAはこれまでの2台と同じく「無限のRacingスピリットを注ぎこんだモデル」なのは変わりないが、開発コンセプトは若干異なっている。
「コンプリートカーのスタート(=アルファベットのA)」と言う考え方で、基本性能はシッカリと抑えながら、プラスαはユーザーが自由に選択することが可能となっている。
つまり、ツルシで乗ってもよし、自由にカスタマイズをしてもよし…なのだ。
また、「より幅広いユーザーに乗ってもらいたい」と言う想いから、6速MTだけでなくCVT仕様も設定しているのもポイントだ。
開発コンセプトはノーマルの「ガチスポ」に対して「ガチガチスポ」。もちろん、無限が手を入れるからにはよりスポーティなセットアップとなるが、サーキットスペックではなくノーマルの素性を活かしながら「全ての角度からノーマルよりも上」が目標だ。
つまり、「ストライクゾーンを真ん中に持っていった」と言うのが正しいかも!?
ちなみにこれまでの無限コンプリートは無限独自の企画だったが、実はS660 無限RAはホンダと密になって進められた初のプロジェクト。コンセプトからデザイン、サスペンションの味付けなど、ノーマルのS660チームと一緒に議論しながら開発が進められている。
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