「NSX」に「EK9」、「S2000」など! あの頃憧れたホンダの名スポーツモデル4選(2/2)
- 筆者: MOTA編集部
シビック タイプR[EK9型](1997-2001年)
6代目シビックが1997年8月のマイナーチェンジの時に新たに追加設定されたのが、シビックとしては初のタイプRとなるEK9型です。
ホンダがタイプRに一貫して求め続けた「レーシングカーのテイスト」「圧倒的ドライビングプレジャー」を、より多くのドライバーに体感してもらうべく登場したモデルです。
搭載されるエンジンは通常のシビックのスポーツグレードであるSiRに搭載されていたB16A型をベースに専用チューニングが施されたB16B型。1.6Lの排気量から185PSを絞り出し、レブリミットは9000回転というレーシングエンジン並みのスペックを持ち合わせています。
その他、レーシングテイストあふれる旋回フィールを実現する4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションは、ロール剛性を高めつつも、前後荷重移動による優れたフロントの接地性を確保するセッティングを実現。ボディまわりはパフォーマンスロッドの追加、テールゲートまわりの大幅強化等により高いボディ剛性を獲得し、コントローラビリティの向上にも大きく寄与しています。
EK9は、現在ではプレミア価格で取引されるほどの90年代を代表する名車です。
S2000(1999年-2009年)
本田技研工業創立50周年記念として1998年に発表され、翌1999年4月に発売されたS2000。
ホンダとしては、S800以来29年ぶりに復活した「FRレイアウト」の2シーターオープンスポーツということで話題を集めました。なにしろ、ホンダの長い歴史の中でFRレイアウトを採用しているは、初代SシリーズとこのS2000だけという、大変貴重な1台だからです。
50周年記念、また久々の「FRレイアウト」ということで、シャシーやドライブトレーンも気合の入った専用開発。採用された「ハイXボーンフレーム」は、オープンボディでありながらクローズドボディに匹敵する高い剛性を実現。
さらに、250馬力を8300rpmで発生する新開発2L直4DOHC VTECエンジン(F20C型)は、9000rpmまで回る官能的とも呼べるもので、高剛性を実現したボディと相まってその走りはホンダファンを驚喜させました。
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