ハコスカにケンメリ、ジャパンまで! 今も輝くあの頃憧れた「スカイライン」

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はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。

今回はそんな、あの頃憧れた「スカイライン」をお届けします。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?

目次[開く][閉じる]
  1. ハコスカ/3代目スカイライン[C10型](1968年-1972年)
  2. ケンメリ/4代目スカイライン[C110型](1972年-1977年)
  3. ジャパン/5代目スカイライン[C210型](1977年-1981年)

ハコスカ/3代目スカイライン[C10型](1968年-1972年)

プリンス自動車が日産自動車に吸収される形で合併した後、1968年にフルモデルチェンジしてデビューしたのが、「ハコスカ」の愛称で親しまれるC10型 スカイラインです。

ボディバリエーションは、C10型4ドアセダン、WC10型エステート、VC10型バンをラインナップ。エンジンは、プリンス製 直列4気筒OHC1500ccを搭載していました。

1968年後半には直列6気筒OHC2000ccエンジン搭載のGC10型「GT」が登場。ボディバリエーションに2ドアハードトップが追加されました。

その後、第2回 日本グランプリでポルシェを抜き、日本中のモーターファンを虜にして話題となった「スカイラインGT」の市販コンセプトモデル「スカイラインGTレーシング仕様」が第12回東京モーターショーに出品され、2年後の1970年に「GT-R」としてデビュー。今も続く、GT-Rの血脈はここから始まりました。

当時のGT-Rの価格は150万円。大卒初任給が約3万円の時代であったことから、現在の価値に換算すると約900万円以上と非常に高額であったことが分かります。

ケンメリ/4代目スカイライン[C110型](1972年-1977年)

1972年に登場した4代目 C110型 スカイライン、通称「ケンメリ」。ケンとメリーがスカイラインに乗り日本各地を旅するシリーズCMは、社会現象を引き起こしブームとなりました。

4代目 C110型 スカイラインは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンをラインナップ。セダンとハードトップにはホイールベースを延長し6気筒エンジンを搭載したGT系が設定されていました。4ドアセダンは、4枚ドアのケンメリの略として「ヨンメリ」なんて呼ばれたりも。また、約4年間の販売期間中、およそ67万台を販売しました。これは歴代スカイラインの中で最多となります。

加えて、4ドアセダンのGT系、2ドアハードトップの全グレードのテールライトが丸型4灯となったのはケンメリから。以後、スカイラインの象徴として10代目のR34スカイラインまで受け継がれ、R35 GT-Rにも継承されています。

1973年には、ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)がデビュー。2000cc S20型エンジンは、160馬力を発生させ、専用ラジエータグリル、前後オーバーフェンダー、リアスポイラーなどを装備、240km/hのメータースケールが特徴です。諸説ありますが、排出ガス規制の影響により生産台数はわずか197台で、そのうち195台のみ市販されたと言われています。

ジャパン/5代目スカイライン[C210型](1977年-1981年)

1977年に、「ジャパン」の愛称で親しまれる5代目(C210型)にフルモデルチェンジしたスカイライン。

5代目では「GTシリーズ」と「TIシリーズ」を展開。GTとTIは、搭載するエンジンの気筒数でノーズの長さが異なり、ラジエーターグリルやテールランプの意匠も異なる点が特徴。ボディタイプは、2ドアハードトップや4ドアセダン、3ドア・5ドアワゴンをラインナップし、豊富なバリエーションを取り揃えていました。飛行機のコックピットを思わせる計器類は今でも男心をくすぐります。

初期モデルは、昭和53年の排気ガス規制により、高出力のエンジンを搭載できませんでした。その為、1979年にはトヨタ セリカから「名ばかりのGT達は、道を開ける。」のキャッチコピーで挑発を受けます。1980年にはそれに応じる形で排気量2000ccのL20E型エンジンにターボをプラスし、145馬力を発生するターボエンジン搭載モデルを追加。「今、スカイラインを追うものは誰か」のキャッチコピーで反撃に出ます。また、日産として初のターボエンジンとATを組合わせたモデルでもありました。

日産/スカイライン
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MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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