「NSX」に「EK9」、「S2000」など! あの頃憧れたホンダの名スポーツモデル4選(1/2)
- 筆者: MOTA編集部
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。
今回はそんな、一度はこんなクルマに乗ってみたいホンダの名スポーツモデル4選を紹介していきます。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
NSX(1990-2005年)
1990年に誕生したホンダのフラッグシップスーパーカーの初代NSX。
世界初のオールアルミニウムボディを採用し、全長4,430mm、全幅1,810mm、全高1,170mmの低くワイドなスタイルに、V6 3000cc DOHC VTECエンジンをミッドシップに搭載して車両重量はわずか1350kg(MT仕様)。開発には、伝説のF1ドライバー アイルトン・セナや中島悟も携わっています。
サイズだけ見ると現在のCセグメントモデルと同じですが、全高が低くボンネットの位置がタイヤハウス分ほどしかないためにサイズ以上にワイドに見えます。また、リトラクタブルヘッドライトを採用していることもデビュー当時の特徴です。
そしてデビューから2年後の1992年には、エンジンの精度を高め、約120kgの軽量化をした「タイプR」がデビュー。ホンダとして初めての「タイプR」誕生とタイプR専用の赤エンブレムが装着されました。
その後、1997年のマイナーチェンジにて「タイプR」に代わるスポーツグレード「タイプS」が登場しました。さらに2001年のマイナーチェンジでは、衝突安全性が求められ、リトラクタブルヘッドライトから固定式のヘッドライトへ変更。ヘッドライトのみならず、ボンネットやフェンダーなどの改良もあわせて実施されました。
その半年後には、赤エンブレムを装着した「NSX-R」が登場します。大型スポイラーの装着やバンパーまわりの変更、フラットボトム化することで空力性能を向上、カーボンを使用した軽量化も徹底。エンジンは、1型の「タイプR」と同様に精度の向上とバランス調整が施されています。
インテグラ タイプR[DC2型](1995-2001年)
1992年に登場したNSX-Rの考え方を身近なライトウエイトスポーツで実現すべく開発されたのが初代インテグラ タイプRです。
セッティングの方向としては、当時のプロダクションレーシングカーと同じで、アンダーステアをかき消し、ドライバーの意志通りにクルマが向きを変え、立ち上がりに強大なトラクションが得られるセッティングに。エンジンも究極とも言えるチューニングが施され、1.8LのDOHC4気筒自然吸気エンジンから、最高出力200PS/8,000rpmを達成しています。
ピストンスピードは当時のF1を超えるほど。従来のFFでは想像できないほどのフロントの回頭性のよさが特徴で、エンジン回転の“ツキ”のよさも痛快。まさに熱き心を刺激するホンダらしい驚きに満ちた1台です。
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