ホンダ 新型ZR-Vの価格や内装、外装、スペックやカラーなど、最新購入情報をお届け! 子育て世代にもオススメのSUVだ【2022年】

新型ZR-Vのおすすめポイント

1.スタイリッシュなデザイン

2.SUVとしての実用性と安心感

3.スポーティカーのような心地良い走行性能

新型ZR-Vの評価・レビュー

総合評価 4.5 ★★★★☆

外観

5

★★★★★

内装

5

★★★★★

走行性

5

★★★★★

運転しやすさ

4

★★★★☆

乗り心地

4

★★★★☆

燃費・乗り心地

4

★★★★☆

良かった点

スタイリッシュなデザインと実用性を両立

気になる点

リアドアがもう少し大きく開くと後席の乗降性もアップするはず!

新型ZR-Vの基本スペック表

グレード

エンジン

駆動方式

最高出力/最大トルク

WLTCモード燃費

価格(税込)

X

1.5L直4ターボエンジン

2WD(FF)

178馬力/240Nm

14.6km/L

294万9100円

4WD

13.9km/L

316万9100円

Z

2WD(FF)

14.5km/L

354万8600円

4WD

13.9km/L

376万8600円

e:HEV X

2.0L直4エンジン+2モーターハイブリッド

2WD(FF)

141馬力/182Nm

22.1km/L

329万8900円

4WD

21.7km/L

351万8900円

e:HEV Z

2WD(FF)

22.0km/L

389万9500円

4WD

21.5km/L

411万9500円

新型ZR-Vの価格

新型ZR-Vはハイブリッドのe:HEVとガソリンの2種類が設定され、「Z」と「X」のそれぞれ2グレード展開です。また、ハイブリッド、ガソリン問わず全グレードに2WD(FF)と4WDが設定されるので全8つが用意されています。新型ZR-Vの価格は294万9100円〜411万9500円です。

新型ZR-Vの対象ユーザー|子育て世代にもオススメのカッコいいSUV!

子育て世代がファミリーカーとしてSUVを選択することは、もはや当たり前の昨今ですが、生活感が出てしまうのを嫌って、クーペライクでスタイリッシュなデザインを優先すると、室内が狭く荷物もあまり積めないことがあり、そうした実用性を優先するとデザインは凡庸になってしまうというジレンマがあります。

グランドコンセプトに「異彩解放」を掲げ、自分らしくいられるSUVを目指したという、新しいHondaのコンパクトSUV、新型ZR-Vはそのジレンマからも解放してくれそうな予感がしました。

新型ZR-Vのボディサイズ|同門ヴェゼルより一回り大きいSUV

HondaにはすでにヴェゼルというコンパクトSUVがありますが、新型ZR-Vのボディサイズはひと回り大きい全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mm。日本ではぎりぎりコンパクトと呼べるかどうか、というサイズです。その分ホイールベースは2655mmと長く、最低地上高は190mm確保されています。

新型ZR-Vのエンジン|2.0Lハイブリッドと1.5Lガソリンエンジンを設定

プラットフォームやパワートレイン(動力源)は現行型(11代目)のシビックと共用しており、2.0L直4エンジン+2モーターのハイブリッドとなるe:HEVと、1.5L直4エンジンをラインアップ。どちらもFFと4WDを設定しています。グレード構成はe:HEV、ガソリンともベーシックな「X」と上級の「Z」があり、18インチタイヤ&アルミホイールは全車標準装備。

両グレードの装備差はライトまわりや、運転席パワーシートなどの贅沢装備にほぼ集中しているので、「X」でも必要十分な装備は揃っていると感じます。もちろん、先進安全運転支援機能「Honda SENSING」は全車標準装備です。

新型ZR-Vの外装(エクステリア)|都会的でスタイリッシュなSUV

新型ZR-Vを遠くから眺めてもスッと視線が引き寄せられるのは、S2000やCR-ZといったHondaのコンパクトスポーツへのオマージュが感じられる、フロントフェイスのデザイン。一筋の風の流れをイメージさせるような、キュッと集められたバーが特徴的なバーティカルグリルは、よく見ると全部が垂直ではなく、放射状にのびてフロントフードのラインにつながっています。

ボディは光の当たり方によって豊かな表情を見せる、プレスラインと面の張りが洗練されたたたずまい。あまりムキムキとしたホイールハウスの張り出しもないので、スッと地面に立っている感じがステキです。

新型ZR-Vのボディカラー|落ち着いた雰囲気の全7色を展開

そしてボディカラーは摩訶不思議。試乗車はプレミアムクリスタルガーネット・メタリックという色で、午前中に見た時には第一印象で「赤だな」と思ったのに、午後になったらどう見ても「ブラウン」という印象。光と影の加減でここまで変わる色は初めてでした。

ほかにも水色のようなグレーのようなノルディックフォレストパールや、大人っぽくも鮮やかにもなるプレミアムクリスタルブルーメタリックなど、7色がラインアップしています。どれもオモチャっぽい色ではないので、子供がいるような雰囲気にはまず見えないところが、大人だけで乗る時間にも似合う色を求める人に響くのではと思います。

カラー名

モノトーン

プレミアムクリスタルガーネット・メタリック

ノルディックフォレストパール

スーパープラチナグレーメタリック

プラチナホワイトパール

クリスタルブラックパール

プレミアムクリスタルブルーメタリック

ミッドナイトブルービームメタリック

新型ZR-Vのボディカラーはプレミアムクリスタルガーネット・メタリック、ノルディックフォレストパール、スーパープラチナグレーメタリック、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、プレミアムクリスタルブルーメタリック、ミッドナイトブルービームメタリックの全7色です。

新型ZR-Vの内装(インテリア)|運転を快適にする工夫を凝らした

ドアを開けると、まるで自分が気に入っている最小限の家具でスタイリッシュに暮らす人の部屋のよう。ダッシュボードにポツンと置かれた9インチワイドディスプレイは「Z」に標準装備で、フロントの視界を邪魔しないように、あえてこの大きさにとどめているとの話に感心しました。

センターコンソールはウエストが絞り込まれたようなデザインや、シートなどとコーディネートされたステッチづかいがオシャレで、機能的にも左右対照にUSBを配置したり、収納スペースを作ったりと、運転席と助手席の人の動作が交錯しないように考慮されています。ドアアームレストなど、人が触れるところにソフトパッドを使っているのも、上質感を感じさせてくれます。

新型ZR-Vのシート|座面がしっかりと身体を受け止めるシートを採用

新型ZR-Vのシートは両脇のフィット感が絶妙で、座面の張りがしっかりと身体を受け止めてくれている座り心地。夫婦など家族間で運転を代わる際に、ボタンを押すだけで運転ポジションを合わせることができて便利な、ドライビングポジションシステムが「Z」に装備されています。

シートヒーター、ステアリングヒーターもタイプ別にあるのですが、「Z」の4WDのみ後席左右のシートヒーターが設定されるのはもったいないところ。せっかくなら、子供が小さいうちは大人が子供に付き添って後席に座ることも多いため、オプションでも全車で選べるようになると子育て世代にはありがたいのですが……。

とはいえ、PM2.5対応の高性能集塵フィルターやリアアームレスト、リアシートリマインダー(荷物などが後席に置き忘れていた際に通知する機能)が全車標準装備となるのは、小さな子供がいたり、後席の使用率が高いファミリーに嬉しいところです。

新型ZR-Vの試乗グレード

e:HEV Z

新型ZR-Vは今回試乗したモデルがe:HEV Zのみですので、e:HEV Zのスペックをご紹介します。

新型ZR-V e:HEV Z(試乗車)

新車価格

411万9500円

発売日

2023年4月21日

WLTCモード燃費

21.5km/L

排気量

2.0L直4エンジン+2モーターハイブリッド

定員

5人

全長

4570mm

全幅

1840mm

全高

1620mm

駆動方式

4WD

新型ZR-Vの走行性能、燃費|心地良い上質な乗り味で雪道でも安心して走らせることができる

さて、試乗したのは新型ZR-V ハイブリッドモデルのe:HEV Z。出足から余裕たっぷりでなめらかな加速フィールは、とても伸びやかで気持ちのいいもの。SUVというよりは、もう少し重心が低いクルマを運転しているような感覚なのは、しっかりとした接地感があったり、リアタイヤまでが一体となって動いている感覚があるからでしょうか。

路面への当たりは一見するとゴツッとしているのですが、それが不快なのではなく、欧州車によくあるような重厚感を伴うもので、上質な乗り味が印象的。

ステアリングの操作感にも落ち着きがあり、路面のザラザラ感はギャップなどがインフォメーションとしてちゃんと伝わってくるので、自分が今どんな路面を走っているのかが分かりやすく、どこかスポーティカーを運転しているような印象もあります。

走行モードには、ノーマルの他に「ECON」「SPORT」「SNOW」があり、ECONモードはやや発進時に抑えられる感じはあるものの、あとはまったくストレスなし。

このグレードのカタログ燃費は22.0km/L(WLTCモード)で、実用燃費も期待できそうな手応えがあります。

SPORTモードはアクセルペダルを踏んだ時のレスポンスが向上し、メリハリのある加速と減速がコントロールできて、とてもエモーショナルな走り。

そしてSNOWモードにすると、やや乗り味がドッシリとして接地感が上がったように感じました。これは、雪道に慣れていない人でも発進時に雪をかかないように、ゆっくりと穏やかな発進加速にこだわって開発したとのこと。これなら、たまにスキーなどアクティブなレジャーに出かけるようなファミリーでも、安心して運転できそうです。

新型ZR-Vの荷室(ラゲッジ)の積載性|後席を倒さずゴルフバッグ3個が横積みできる広さを確保

新型ZR-Vの荷室の積載性もチェックしていきましょう。

荷室は後席を倒さなくてもゴルフバッグが3個横積みでき、26インチのマウンテンバイクは前輪を外せば2台積載可能という実力。家族4人分のキャンプの荷物も入るとのことで、6:4分割で後席をアレンジすれば、さらにたくさんの荷物も積載可能です。

荷物の目隠しができるパーセルカバーは、使わない時に意外と置き場所に困るものですが、それが床下にすっぽりと収納できるのはナイスアイディア。

そして子育て世代に嬉しいのは、予約クローズ機能付きのパワーテールゲートが全車に標準装備ということ。小さな子どもが、荷物を積んでいる間に外へ駆け出してしまうようなシーンはよくありますが、そんな時に予約クローズのスイッチを押せば、バックゲートを閉めて自動でロックまでしてくれて安心です。

「Z」にはさらに、ハンズフリーアクセス機能も標準装備なので、両手が塞がっていても開け閉めが足の動作で行えます。

SUVとしての実用性と安心感は当たり前のように備えながら、独創的なデザインと走りの良さで上質なスポーティカーのような魅力を手にしたZR-V。子育てをしながらも、大人が本当に満足できるSUVを求めている人に、ぜひ試してみてほしい1台です。

新型ZR-Vはこんな人におすすめ

・子育てしながらもオシャレなSUVが欲しい方

・運転を楽しめるSUVが欲しい方

【筆者:まるも 亜希子 カメラマン:小林 岳夫】

ホンダ/ZR-V
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新車価格:
304.9万円422万円
中古価格:
249.6万円455万円

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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