ワイルドすぎる!ホンダが考える究極のオフローダーが登場!【SEMAショー2018】
- 筆者: 加藤 久美子
- カメラマン:加藤 博人
新型インサイト専用の純正カスタムパーツは史上初!
米国ホンダの出展ブースは今年も、発電機から究極のオフローダー、NSX GT3まで他社にはない幅広い出展で多くの来場者が訪れた。中でも注目すべき出展は日本でも年内に発売が開始される新型インサイトの純正カスタムパーツである。SEMA2018のホンダブースでワールドプレミアとなった。
ホンダが考える究極のオフローダー『Rugged Open Air Vehicle』(ラギッド・オープン・エア・ヴィークル)
北米で生産・販売されているホンダのピックアップトラック「リッジライン」と、同じく北米専用のオフロードバギー「パイオニア1000」がコラボしたオフロード専用車である。SEMA におけるホンダブースでスパルタンなシルエットのオフロード車がメインの出展となることは珍しい。
多様なニーズに応える本格的なインサイト用カスタムパーツを開発
インサイトは1999年に発売されたアメリカ市場初の量産ハイブリッド車である。世界初はプリウスだが、アメリカにおいてはインサイトの方が先なのである。今回発売された3代目インサイトには、史上初めて「純正カスタムパーツ」が設定され、SEMA SHOWの会場にてお披露目された。
メーカーがゼロから開発に携わった純正パーツだけあって、「FITMENT」(装着性)、「QUALITY」(品質)、「WARRANTY」(保証)の3つのキーワードがポイントなのである。
なぜインサイトに純正カスタムパーツがラインナップされることになったのか?同シリーズの企画開発担当者に会場で話を聞くことができた。
Q.「これまでになかったインサイトのカスタムパーツを開発した経緯について教えて下さい」
A.「ホンダ車にはたくさんの純正アフターパーツ、カスタムパーツがありますが、ハイブリッド車用に開発するというのはこれまであまり例がなかったですね。インサイト用の本格的なカスタムパーツシリーズとしては今回が初めてです」
「カスタムにもいろいろな種類がありますが、見た目をカッコよくするドレスアップ的なパーツもあれば、実用性や快適性を上げるためのカスタムもあります。特にアメリカでは長距離を運転する方がとても多いので、アームレストなど長距離を運転する快適性を重視して開発したパーツが実際多いと思います」
Q.「インサイトのような車にメーカー純正としてユーザーが求めているのはどのようなパーツでしょうか?」
A.「インサイトがアメリカ市場初の量産ハイブリッド車として発売されて来年で20年になります。今はもうハイブリッド車は特別な車ではなくなりました。それゆえ、ハイブリッド車に求めるものも燃費だけではなく、個性的なボディカラーだったり、スポーティな形状やパーツだったり多様化しています。そのようなユーザーの要望に応えたものとして、今回、純正パーツを開発するに至りました」
「北米における新型インサイトのスローガンの一つに、スタイルを重視する車である、ということがあります。これまでのハイブリッド車にありがちな特異なスタイルではなく、正統派セダンのスタイルを実現させたことで、ユニークな存在となっています」
インサイト「アクセサリーコンセプト」の仕様は?
ホンダブースに「アクセサリーコンセプト」として展示されていたモデルを見てみよう。「カスタムしました!」的な派手さはないが、高級スポーツセダンのイメージをさらに高める上品で洗練されたデザインはさすがである。
エクステリア
・19インチマットブラックアロイホイール
・フロント、サイド、リアのアンダーボディスポイラーキット(コンセプト)
・ウィングスポイラー
・グリルアクセント
・バックドアトリムアクセント
・ドアバイザー
インテリア
ドアシル、ドアパネル、アームレストなどにイルミネーション加飾
これらすべてのアクセサリーは、未発売のスポイラーキット以外、全米のホンダディーラーで扱われる。
なお、数日前に発表されたばかりだが、日本仕様のインサイトには米国仕様とは異なる専用のスポイラーとフロントグリルが与えられる予定だ。
2019年シーズンから実戦投入されるNSX GT3の進化版『NSX GT3エボ』
2016年のSEMA ホンダブースにて発表されたNSX GT3が、このたび、市販モデルの改良に合わせて更なる進化を遂げ、「NSX GT3 EVO」としてSEMAにてお披露目された。
主な改良点は、新しくなったフロントマスクに加えリップスポイラー、ディフューザー、リアバンパーなどを新設計。ターボチャージャーも新開発されスロットルレスポンス、ブーストコントロールに加え燃費の改善も果たしている。進化版の「NSX GT3エボ」は2019年から世界のレースシーンに実戦投入される。
[筆者:加藤 久美子/撮影:加藤 博人]
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