ホンダ 新型フィット 試乗&解説 Vol.4|1.3リッターとハイブリッド、どっちが買い!?編

画像ギャラリーはこちら

東京モーターショー2019で世界初公開されたホンダの新型FIT(フィット)が、2020年2月14日にいよいよ国内で発売。MOTAでは期待のニューモデルに早速公道で試乗することが出来た。フルモデルチェンジで大きく変化を遂げた4代目フィットの全てについて、4部構成で徹底的にご紹介していく。最終回となるVol.4では、1.3リッターガソリン車とハイブリッド“e:HEV”のどちらが買いか、徹底的に調査した。国内外全ての新車情報について精通するクルマ選びの達人、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎氏がレポートする。

>>フルモデルチェンジで生まれ変わった新型フィットを徹底解説![フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 1.3リッターガソリン車とハイブリッド“e:HEV”、どっちが買い!?
  2. 結論! ホンダ 新型フィットは“買い”か!?
  3. 【動画】ホンダ 新型フィットe:HEV HOME 公道試乗

1.3リッターガソリン車とハイブリッド“e:HEV”、どっちが買い!?

新型フィットの購入時には、1.3リッターガソリンのノーマルエンジンと、ハイブリッド“e:HEV”の選択も大切になる。

フィット HOMEの場合、e:HEVの価格は1.3リッターのHOMEに比べて34万9800円高い。ただし購入時に納める税額の違いで差額は約32万円に縮まる。実用燃費をWLTCモード燃費の数値で見立て、レギュラーガソリンの価格を1リットル当たり150円の計算でシミュレーションしてみよう。細かな数値は省くが、1.3リッターとハイブリッドの燃料代の差額で、約32万円の実質価格差を取り戻せるのは、14~15万kmを走った頃だ。1.3リッターも十分に燃費が優れているから、走行距離で差額を取り戻すのは相当に困難なのだ。

とはいえ、ハイブリッドのe:HEV車は走りが上質になって動力性能も高まるから、一概に燃費だけを見て優劣は決められないのも事実だ。現時点での販売比率もe:HEVが高く、72%を占めている。

新型フィットを購入する場合には、まずBASIC(ベーシック)、HOME(ホーム)、NESS(ネス)、CROSSTAR(クロスター)、LUXE(リュクス)の5つのタイプの中から、自分の好みに合ったものを決めよう。そのうえで予算に余裕があるなら、同グレードの1.3リッターガソリンのノーマル車と、ハイブリッドのe:HEV車を実際に乗り比べて判断して欲しい。

結論! ホンダ 新型フィットは“買い”か!?

以上のように、4代目となる新型フィットの商品力は全般的に高く、ズバリ“買い”なモデルとしてオススメ出来る。ただし先代とはイメージを変えたフロントマスクやインパネのデザインは、好みが分かれると感じたがいかがだろうか。

ホンダでは新型フィットに心地よさ、親しみやすさを重視したと説明するが、筆者のようなオジサン世代的な見方では、質感、立体感、重厚感がいまひとつに思えることもあるだろう。若年層のセンスに合わせたともいえそうだ。

しかし2020年2月下旬時点の好調な受注台数(2万3000台)を見ると、50代が26%、60代は47%で、実に73%が50歳以上だ。実際には筆者のほうが大きくズレていて、今どきの50代・60代はもっと若い感覚なのかもしれない。今後の売れ行き動向にも注目していきたい。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:茂呂 幸正]

【動画】ホンダ 新型フィットe:HEV HOME 公道試乗

ホンダ フィット e:HEV クロスター / ホンダ フィット ホーム 主要スペック比較

車種名

フィット

フィット

グレード名

e:HEV クロスター

ホーム

価格(消費税込み)

229万円

172万円

全長×全幅×全高

4090mm×1725mm×1545mm

3995mm×1695mm×1515mm

ホイールベース

2530mm

2530mm

駆動方式

FF

FF

車両重量

1200kg

1090kg

乗車定員

5名

5名

エンジン種類

直列 4気筒 DOHC

直列 4気筒 DOHC

総排気量

1496cc

1317cc

エンジン最高出力

72kW(98PS)/6400rpm

72kW(98PS)/6000rpm

エンジン最大トルク

127Nm(13kg・m)/4500rpm

118Nm(12kg・m)/5000rpm

トランスミッション

電気式無段変速機

CVT(無段変速オートマチック)

使用燃料

レギュラー

レギュラー

燃料消費率(JC08モード燃費)

34.6km/L

22.8km/L

燃料消費率(WLTCモード燃費)

27.2km/L

20.2km/L

燃料消費率
(WLTC:市街地/郊外/高速道路モード)

27.0km/L/29.7km/L/25.8km/L

15.5km/L/21.0m/L/22.6km/L

タイヤサイズ

185/60R16

185/60R15

最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

2019年12月17日からMOTAにてリリースされた「ドライブ/宿」企画。

今回は、MOTA厳選宿公開記念として、1組2名さまに抽選で当たる宿泊券プレゼントキャンペーンを実施します。

応募条件は、以下のページからMOTAのメールマガジンに会員登録し、当キャンペーンに応募するだけ。

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ

この機会に是非ご応募ください! 中には1泊10万円以上の宿も…!?

どんな宿があるかは、ページ上部右端の「ドライブ/宿」ページで見れるので要チェック!

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ

ホンダ/フィット
ホンダ フィットカタログを見る
新車価格:
165.6万円274.9万円
中古価格:
14.8万円300万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ フィットの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ フィットのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ フィットの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ フィットの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ フィットのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる