厳しい冬にこそ訪れたい…青森・十和田「わかばドライブイン」の意外なおもてなしとは【昭和を探す旅 VOL.3】

画像ギャラリーはこちら

失われつつある“昭和の景色”を求め日本を巡る「昭和の風景を探す旅」、第三弾の舞台は本州最北端の青森県。東京から青森までを結ぶ国道4号線沿い、開業当時のままの姿で今も営業を続ける「わかばドライブイン」に立ち寄ってみることに。そこには、雪国青森ならではの“おもてなし”がありました。

>>青森・十和田「わかばドライブイン」を画像でもっと見る[フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 青森・十和田のおもてなしは・・・“コタツ”!
  2. 豊富なお品書きの数に圧巻! コタツに入ってあれこれ迷う、実に贅沢な時間を過ごす
  3. 地元・十和田のB級グルメ“バラ焼き”とはちょっと違う!?「トンバラ定食 900円」
  4. 東北ならではの甘じょっぱさが沁みる・・・「カツ丼 750円」
  5. こんなお店がご近所に欲しい!「ラーメン 350円」
  6. テレビ観ながらコタツでほっこりしてたら、もう根っこ生えちゃいます

青森・十和田のおもてなしは・・・“コタツ”!

東北新幹線や北海道へのフェリーターミナル、そして漁港などが集まる青森県八戸市から、クルマで北上すること30分。国道4号線沿いに現れたのは、昭和の風情を色濃く残す「わかばドライブイン」でした。

長距離トラックや観光バスが立ち寄れるほど広い駐車場の敷地は、街道沿いの大きなドライブインならでは。この日はお昼前の時間帯に訪れたためか、広い店内にお客は我々取材班のみでした。しかし笑顔で出迎えてくれたお店の主は、お店の真ん中にある石油ストーブに火を入れ、畳敷きの座敷にあるテレビのスイッチを入れてくれました。

そこで目に飛び込んできたのは・・・なんとコタツ席!

雪国青森ならではの“おもてなし”にほっこり。「こっちのほうが暖かいから」と、ストーブに近いコタツに案内してくれる優しさもまた沁みます。

豊富なお品書きの数に圧巻! コタツに入ってあれこれ迷う、実に贅沢な時間を過ごす

調理場側の壁一面に並ぶ沢山のお品書き。焼肉定食、エビフライ定食、イカ刺身定食、とん汁定食、ホルモン定食、焼き魚定食、のり玉定食、天ぷらそば・うどん、中華丼、玉子丼、チキンライス、チャーハン、カレーライス、焼そば、五目ラーメン・・・

豊富なメニューに圧倒されます。しかもラーメンや天ぷらそば・うどん、ザル中華はみな350円! いちばん高い肉鍋定食・馬肉鍋定食でも1000円です。

そんな中で目を引いたのは「トンバラ定食 900円」。青森県十和田市と言えばB級グルメの祭典“B-1グランプリ”で一躍有名になったご当地グルメ「十和田バラ焼き」ですが、そちらは米軍・三沢基地由来の牛肉バラ肉と玉ねぎを炒めたタレ焼き。“トン”と言うからには「豚肉」なのでしょう。ともあれ、これいってみましょう。

地元・十和田のB級グルメ“バラ焼き”とはちょっと違う!?「トンバラ定食 900円」

やってきたのは、大きな鉄板に載せられた大量の豚バラと玉ねぎの炒め物! アツアツの湯気がまた食欲をかきたてます。

ご飯に味噌汁、お漬物、さらにやっこに小鉢も2つついて、かなり贅沢なラインナップです。いただきます!

「甘い!」

柔らかくとろけた玉ねぎの甘味とタレ自体の甘味とが溶け合い、実に幸せな気分。ご飯がススムススム!

こりゃ大正解でした!

東北ならではの甘じょっぱさが沁みる・・・「カツ丼 750円」

そしてもうひとつ頼んだのは・・・定食屋さんやドライブインの王道「カツ丼 750円」!

単品かと思いきや、定食と同じ小鉢2品と冷ややっこ、漬物もセットで“カツ丼定食”といった風情。こちらもがっついてみましょう。

「これまた甘い!」

カツ丼のタレといえば、だし汁に醤油と味醂で割りしたをつくるイメージですが、そこに特有の甘みが。お砂糖が贅沢品だった時代を想わせる郷愁の甘じょっぱさが、なぜだか北国・東北を感じさせてくれるから不思議。お米との相性も抜群でした。

こんなお店がご近所に欲しい!「ラーメン 350円」

あまりに安いので思わず頼んでしまった(!?)「ラーメン 350円」。いやはや、大変失礼ながらこんなに立派なものがやってくるとは。懐かしいスープとたっぷりの縮れ麺、チャーシューに玉子、太めのナルト、そしてなぜか大きなお麩。これ一品で十分に腹いっぱいになって、体も心も温まります。

これで天ぷらそば、天ぷらうどん、ザル中華と350円カルテットでローテーションを組めば、お財布の軽い若者、いや我々お小遣い父さんだって大満足。もしわかばドライブインが職場の近所にあれば、毎日でも通い詰めてしまいそう。いいなー十和田。東京からだと遠いなー十和田(悔泣)。

テレビ観ながらコタツでほっこりしてたら、もう根っこ生えちゃいます

いやー、身も心も温まる、青森・十和田のわかばドライブイン。お腹いっぱいでテレビ観ながらコタツでほっこりしてたら、もう根っこ生えちゃいますねー。ま、先を急ぐ旅でもなし。もう少しゆっくりしてからにしましょうか。

■わかばドライブイン

住所:青森県十和田市米田雨溜19-1/営業時間:午前8時~午後6時/営業日:無休(年末年始等を除く)

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:小林 岳夫]

>>「昭和を探す旅」シリーズはひっそりと不定期に更新中! 次回もお楽しみに・・・

最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

2019年12月17日からMOTAにてリリースされた「ドライブ/宿」企画。

今回は、MOTA厳選宿公開記念として、1組2名さまに抽選で当たる宿泊券プレゼントキャンペーンを実施します。

応募条件は、以下のページからMOTAのメールマガジンに会員登録し、当キャンペーンに応募するだけ。

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ

この機会に是非ご応募ください! 中には1泊10万円以上の宿も…!?

どんな宿があるかは、ページ上部右端の「ドライブ/宿」ページで見れるので要チェック!

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる