マツダ CX-8購入徹底ガイド|価格やおすすめグレードを徹底解説
マツダ CX-8 モデル概要
マツダ CX-8は2017年12月にデビューした、マツダの最上級SUVです。見た目はCX-5と似ていますが、ボディが一回り大きく、何よりも3列目のシートを備えるのが特徴です。
発売当時マツダにはプレマシー、ビアンテという3列シートミニバンがありましたが、両モデルとも既に販売終了しており、現在マツダで販売している唯一の3列シート車がこのCX-8になります。ちなみにプレマシー、ビアンテはスライドドアを装備していましたが、CX-8は通常のヒンジドアとなっており、現在マツダはスライドドアを装備した3列シート車をラインナップに持っていません。
>>【詳しくはコチラ】マツダ 新型CX-8 試乗レポート|SUVに3列シートという新たな価値観を提案する
小改修・限定モデル情報
CX-8は2018年10月末にマイナーチェンジを受け、それまでクリーンディーゼルエンジン「SKYACITV-D 2.2」に加え、新たに2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」および自然吸気の2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」を設定しました。
さらに走行安定性を高める「G-ベクタリングコントロールプラス(GVCプラス)」を全車に標準設定したほか、先進安全装備・コネクティビティ機能もアップデートしています。具体的な変更内容は下記のとおりです。
■アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能を追加
■360°ビュー・モニターを25S L Package、25T L Package、XD L Package、XD PROACTIVEの各グレードに標準設定し、その他のグレードにもメーカーオプション設定し、対象を全グレードに拡大
■コネクティビティシステム「マツダ コネクト」がApple CarPlay / Android Autoに対応
マツダ CX-8 主要スペック
CX-8の主要諸元(スペック)と価格は以下の通り。
※主要グレードのみ抜粋
マツダ CX-8の主要スペック | |||
---|---|---|---|
グレード | 25S PROACTIVE (ガソリン) | 25T PROACTIVE (ガソリンターボ) | XD L Package (ディーゼル) |
価格(消費税込) | 3,256,200円 | 3,742,200円 | 4,460,400円 |
全長×全幅×全高 | 4900×1840×1730mm | ||
ホイールベース | 2930mm | ||
車両重量 | 1740kg | 1870kg | 1910kg |
乗車定員 | 7人 | ||
エンジン | 直列4気筒ガソリン | 直列4気筒ガソリンターボ | 直列4気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,488cc | 2,188cc | |
使用燃料 | ガソリン(レギュラー) | 軽油 | |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/6000rpm | 169kW(230ps)/4250rpm | 140kW(190ps)/4500rpm |
エンジン最大トルク | 252N・m(25.7kgm)/4000rpm | 420N・m(42.8kgm)/2000rpm | 450N・m(45.9kgm)/2000rpm |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 4WD | |
トランスミッション | 6速AT | ||
JC08モード燃費 | 13.4km/L | 12.0km/L | -- |
WLTCモード燃費 | 12.4km/L | 11.6km/L | 15.4km/L |
WLTC市街地モード燃費 | 9.8km/L | 8.4km/L | 12.5km/L |
WLTCモード郊外モード燃費 | 12.6km/L | 11.7km/L | 15.3km/L |
WLTC高速道路モード燃費 | 13.9km/L | 13.8km/L | 17.5km/L |
マツダ CX-8のモデルチェンジ情報
CX-8はデビュー後、まだフルモデルチェンジを受けていません。デビューが2017年、マイナーチェンジを行ったのが2018年10月なので、次のフルモデルチェンジまではかなりの時間があると推測されます。
ただしマツダは売れ筋モデルをこまめにマイナーチェンジし、常に最新の状態にする方針をとっており、CX-5に至っては、2018年内に3回ものマイナーチェンジを受けるという異例の展開となりました。その点CX-8に関しても、こと安全装備やコネクティビティのアップデートに合わせ、マイナーチェンジが頻発する可能性はあります。
マツダ CX-8のボディサイズ
CX-8のボディサイズは下記のとおりです。
なおカッコ内は、一回り小さいCX-5のボディサイズです。
マツダ CX-8のボディサイズ ※()内はCX-5の数値 | |
---|---|
全長 | 4900mm(3840mm) |
全幅 | 1840mm(1695mm) |
全高 | 1730mm(1500mm) |
ホイールベース | 2930mm(2450mm) |
マツダ CX-8の外装(エクステリア)
▲左:CX-8 / 右:CX-5
CX-8の外装デザインはCX-5同様、マツダの新デザイン言語である魂動デザインが採用されています。大きな五角形グリルに細長いライトという出で立ちは、他のマツダ主力車種と共通の意匠ですが、グリルの中のデザインが異なります。黒いメッシュ形状でスポーティなCX-5に対し、CX-8は横バー形状で、メッキがあしらわれ高級感が増した印象です。
CX-5とも傍目に見るとかなり似ていますが、大きく異なるのはボディの長さと、特に2列目ドアの長さです。CX-8は3列シートへのアクセスに配慮し、ドアが長めに作られています。
マツダ CX-8の内装(インテリア)
上質な内装とクラストップの広さが人気の秘訣
CX-8はマツダの最上級モデルらしく、内装の質感も非常に高く作られています。インパネ周辺はソフトパッドやクロームメッキパーツで上質感を演出している他、上級グレードのL Packageでは、本物の木を使った「本杢」がインパネの一部に採用され、木の温かみと高級感を感じさせます。
室内空間はラージサイズSUVらしく余裕があり、1-2列目シートは大柄な人でもゆったりくつろげる広さを持っています。しかし背の高いミニバンではないほか、床下に燃料タンクがあるため座面が高くなり、天井高は限定的です。フロアも高いため、大人が座ると膝を抱えるような姿勢を取らざるを得ず、長期間の乗車は快適とは言い難いと感じる可能性があります。
上級グレードには2種類のレザーシートを用意
シートはベースグレードとPROACTIVEがブラックのファブリックシートを、L PACKAGEはディープレッド / ピュアホワイトいずれかのナッパレザーシートが採用されます。
6人乗りと7人乗りは何が違う?
CX-8には各グレードに6人乗り仕様と7人乗り仕様が用意されます。それぞれの2列目シートはグレードにより異なり、ベースグレードとPROACTIVEは、7人乗りがベンチシート、6人乗りが中央をウォークスルー可能なキャプテンシートになります。
上級グレードのL packageは7人乗りが同じくベンチシートで、6人乗りは中央がアームレストつきコンソールボックスになります。高級セダンのような快適さを感じられる半面、3列目シートへのウォークスルーができないという欠点があります。
なおこの2列目シートは、いずれのグレードでも前後120mmのロングスライド機能付きです。
マツダ CX-8の試乗インプレッション
2018年度改良で乗り心地は国産SUV最高峰に
CX-8は2018年度のマイナーチェンジの後“国産SUV最高峰の乗り心地”を手に入れたと評価されています。これは、もともとボディが長く重量もあり、走行安定性に関して有利というのに加え、より作動領域のアップしたGベクタリングコントロールプラスの効果が挙げられます。
Gベクタリングコントロールとは、カーブなどでハンドルを切った際にエンジン出力を微妙に弱める制御を加え荷重移動を機械的にサポートし、自然なコーナリングを可能とするものです。進化したGベクタリングコントロールプラスでは、それをハンドルを戻す際にも適用。車線変更などのハンドルを切る→戻すという状況においても、最後まで走行安定性を高め、室内空間の揺れを最小限に抑えます。
クリーンディーゼルは成熟の域、スムーズさは高級セダン並!
CX-8に搭載されている2.2リッターのクリーンディーゼルターボ“スカイアクティブD”は、急速多段燃焼と可変ジオメトリーターボなどの採用によって、従来モデルよりも最高出力がアップしています。特に実用回転域での滑らかな加速、そして静粛性に関しては“もはや高級セダン並”という高評価をされています。
ちなみにマツダの社長専用車にもセダンのアテンザではなくCX-8が採用されている(2017年12月時点の情報)ようで、そのあたりにも乗り心地の良さ、快適性の高さが伺われます。
ガソリンターボはあふれるトルク感で快適に巡航できる
2018年に新たに追加された2.5リッターガソリンターボエンジンは、クリーンディーゼル並みの低回転域からのトルクを発揮し、巡航時でも快適に走行できます。
実用回転域では4リッターNAエンジンクラスのトルクをもつともいわれ、重量級のボディを気持ちよく加速させます。
反面、最大トルクを発揮する回転域が低いので、回して楽しいと感じるタイプのエンジンではないようです。
ガソリンNA(自然吸気)は軽快な加速感が楽しめる
一方の2.5リッターガソリンNAエンジンは、高回転域まで気持ちよく周り、自然にパワーが出るタイプのようです。余裕あるトルクとは毛色が違うので、走るシチュエーションや好みに応じて選ぶのが良さそうです。
マツダ CX-8の使い勝手
CX-8も多くの3列シート車の例に漏れず、豊富なシートアレンジを活用することができます。3列目シートは背もたれを前に倒すタイプで、フロア高は高いものの、荷室フロアとつなげてフルフラットにすることができます。また2列目シートもその延長でフラットになりますが、3列目シートの背もたれとの間に若干の隙間ができるのと、2列目がキャプテンシートの車両は中央に隙間ができるのに注意が必要です。
荷室には深底サブトランクボックスが用意され、細かいものを床下に収納できる他、荷室周りに荷物を固定するためのフックも充実しています。
マツダ CX-8のグレードとエンジン・燃費
CX-8には2.5リッターガソリンエンジン、2.5リッターガソリンターボエンジン、2.2リッターディーゼルエンジンが用意されます。このうち2.5リッターターボは4WDのみ、ほかは4WDとFFを選べます。また、それぞれに6人乗り、7人乗り仕様があります。
グレード体系はベースグレード、PROACTIVE、L Packageの順に上位となります。PROACTIVEにはアダプティブLEDヘッドライトやレーンキープアシスト、交通標識認識システムといった先進装備が搭載されます。L Packageではこれに加え、本革シートやステアリングヒーター、LEDルームランプといった豪華装備が搭載されます。
CX-8の燃費は?
自動車ライターの永田 恵一氏が、CX-8のガソリンターボ車、クリーンディーゼル車の実燃費を検証しました。その結果は下記のとおりです。
CX-8 クリーンディーゼル車の実燃費
起用グレード | XD PROACTIVE | |
---|---|---|
区分 | カタログ値(WLTC) | 実燃費 |
平均 | 11.6km/L | 12.1km/L |
市街地 | 12.7km/L | 13.6km/L |
郊外路 | 15.7km/L | 17.5km/L |
高速道路 | 18.0km/L | 19.0km/L |
CX-8 ガソリンターボ車の実燃費
起用グレード | 25T | |
---|---|---|
区分 | カタログ値(WLTC) | 実燃費 |
平均 | 11.6km/L | 12.1km/L |
市街地 | 8.4km/L | 9.5km/L |
郊外路 | 11.7km/L | 12.6km/L |
高速道路 | 13.8km/L | 14.7km/L |
なお実燃費テストの様子は関連記事をご覧ください。
マツダ CX-8のオプションパッケージ
CX-8には主にドレスアップ系と、アウトドアでの利便性を高めるためのアクセサリーが多数用意されます。
前者は外装各所に装着する加飾パーツのほか、LEDライト、ブレーキキャリパーペイントといったものがあります。後者は、トレーラーを牽引するためのヒッチメンバー、サイドタープ、車中泊用のフルフラットマットやウィンドウシェード(目隠し)、ルーフキャリアなどです。
マツダ CX-8のボディカラー
■ソウルレッドクリスタルメタリック(+75,600円)
■マシーングレープレミアムメタリック(+54,000円)
■ジェットブラックマイカ
■チタニウムフラッシュマイカ
■ソニックシルバーメタリック
■ディープクリスタルブルーマイカ
■スノーフレイクホワイトパールマイカ(+32,400円)
※表示価格はいずれも消費税込み。
▲左からスノーフレイクホワイトパールマイカ / マシーングレープレミアムメタリック / ソウルレッドクリスタルメタリック
マツダ CX-8の価格・エコカー減税優遇額
CX-8の価格は以下のとおりです。
ガソリンエンジン車
■25T:2,894,400円
■25S PROACTIVE:3,256,200円
■25T PROACTIVE:3,742,200円
■25S L Package:3,758,400円
■25T L Package:4,244,400円
クリーンディーゼルエンジン車
■XD:3,607,200円
■XD PROACTIVE:3,693,600円
■XD L Package:4,228,200円
※表示価格はいずれも消費税込み。
※4WD/FF、乗車定員により価格は変動。
CX-8のエコカー減税対象グレードは?
CX-8のクリーンディーゼルエンジン車はエコカー減税に適応しており、取得税・重量税が100%免除されます。金額はXD L Package 4WDの場合、合計141,500円になります。
一方のガソリンエンジン車は、NA、ターボともにエコカー減税の対象にはなりません。
マツダ CX-8の維持費
上記の通りCX-8は、クリーンディーゼル車のほうが維持費が安く抑えられます。エコカー減税で取得税・重量税が100%免除されるほか、軽油であれば燃料事態も安く、燃費も優れるためです。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
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