アウディ 新型TTS試乗|日本導入20周年を迎えた熟成のコンパクトスポーツ(3/4)

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クワトロの絶対的な安心感と2リッターターボの爽快な加速

そして街中へと走り出すと、重厚感とともに押し出されるような低速域の加速フィールは、まだまだ底知らずの余裕を感じさせるもの。2.0LTFSIエンジンのスペックは従来同様の286ps/380Nmで、デュアルクラッチの6速Sトロニックであることも、フルタイム4WDのクワトロであることも変わりない。TTSクーペの標準タイヤは18インチだが、試乗車にはオプションの19インチタイヤとアルミホイールが装着されており、時折ズシリとした重たさを感じる場面もあったが、車速度域が上がるにつれてそれはガッシリとした剛性感へと昇華した。

アクセルペダルを踏み込むと、身体がフワッと浮くかと思うほどの軽やかさと鋭い加速が一瞬で手に入り、聴こえてくるサウンドも吠えるように猛々しくなって気持ちを高揚させてくれる。そんな爽快感がどこまでも続くかのようで、これは高回転型エンジンならではの愉しみだ。

そして浮ついてばかりではなく、足元では路面をしっかり捉えて食らいつくクワトロが、とてつもない安心感をもたらしてくれる。とくに、TTSクーペには走行状況に応じてダンパーの減衰力を制御する「アウディマグネティックライド」が標準装備。高速道路のジャンクションに多いヘアピンカーブや、大きく弧を描く高速カーブを走った時のピタリと張り付く感覚は、まるで自分がレーシングドライバーになったかのようにスカッとするものだ。

>>果たして次期モデルはあるのか?[次ページへ続く]

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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