トヨタ FJクルーザー 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
インテリアは簡素ながらアウトドアユースに対応できる作り
2006年、FJクルーザーがついに北米を皮切りに市場投入を開始。
生産されるのは、トヨタから委託を受けた日野自動車の羽村工場だ。現在、アメリカ、カナダ、メキシコ、南米、アフリカ、中国、中近東など、欧州以外の右側通行、すなわち左ハンドル車の国で販売されている。
車体を構成するコンポーネンツとしては、先代プラド/サーフとの共通部分が多い。ボディサイズは4,670mm×1,905mm×1,830mmで、3列目シートはなく、全長はプラドよりもだいぶ短い。
垂直に近い角度で立つ、天地方向の短いウィンドウに囲まれる感覚は、ハマーにも似ている。リアドア後方の太いピラーによる死角や後方視界にはやや難があるが、慣れればなんとかなるだろう。
また、アウトドアユースに対応すべくフロア面は防水仕様となっているし、シートも防水仕様。インパネには方位計やアングルメーターなど、いかにもオフローダーっぽいアイテムも備わっている。
このFJクルーザーを、発売直後からすでにアメ車メインの並行輸入業者のお店に並べられているのはよく見かけていたし、街を走っている姿を見かけるたびに興味深く目で追っていたものだ。
実際、筆者もお店に見に行ったことが何度かあり、それほど価格は高くないんだなぁなんて思ったりしながら、なかなか実際に運転する機会には恵まれなかった。
そして今回ようやくドライブするチャンスを得た次第である。
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