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自動車評論家コラム 2009/11/11 19:40

首位を独走するプリウス/松下宏のコラム

首位を独走するプリウス/松下宏のコラム

プリウスが断トツの首位を継続-10月の新車販売ランキング-

トヨタ プリウス

10月新車販売では、引き続きプリウスが独走の首位に立った。26,918台を登録しており、10月の販売台数としても記録的な台数となった。

プリウスはまだまだ大量の受注を抱えているので、作れば作っただけ登録できるような状態。この首位は簡単には動かない。

2位はフィットで、軽自動車首位のワゴンRを上回る15,444台を登録した。これに対してワゴンRは15,067台と、わずかにフィットには及ばなかった。

また、ワゴンRの1~10月の累計販売台数は177,012台で、これは登録車と軽自動車を合わせたランキングでも首位に立つ。これに対して、プリウスの1~10月の販売台数は159,467台にまで迫っている。

プリウスは、11月と12月の販売台数で10月と同じようにワゴンRに1万台以上の差を付ければ、12月には逆転する勢いにあるわけだ。プリウスは今年1~4月がモデル末期の時期で販売台数が少なかったが、新型に切り換わった後で一気に追い上げてきた。

スズキは毎年12月には、まとまった台数を販売して意地を見せることが多いのだが、今年は年間販売で首位の座を守るために頑張るかどうか。あまり無理な売り方はしないのではないか、との見方もある。

10月の販売ランキングは、4位以下が、ムーヴ、ヴィッツ、タント、ミラの順で続いていて、この7位までが月間販売台数で1万台を超えている。

3ナンバー車のプリウスを除くと、いずれも軽自動車かコンパクトカーばかりだ。今の時代は、こうした経済的なクルマが売れる時代である。

ランキングはさらにフリード、パレット、ヴォクシー、カローラ、セレナと続いていく。このあたりのランキングになるとミニバンが何台も登場してきて、相変わらず根強い売れ行きを見せている。今後は、フルモデルチェンジを受けたステップワゴンなども上位に食い込んでくるだろう。

また注目したいのは、軽自動車を合わせたランキングでカローラが11位にまで落ちていること。かつて登録車で30年以上も販売ランキングの首位を続けたカローラが、10位以下というのは驚くべき結果だ。前年はワゴンRやムーヴのほか、登録車のフィットにも負けていたが、今年は惨憺たる状態である。

ホンダ インサイト

この後のアルトに続き、プリウスのライバル車とされているインサイトが登場。登録車で9位、軽自動車も合わせると14位という順位で、販売ランキングではプリウスに大差を付けられている。

インサイトとプリウスは、実際には直接的なライバル車ではないのだが、ハイブリッド車の販売台数で大差が付いているのも事実である。

このほか、登録車を中心に20~30位くらいまでを見ると、CVTの改良などで燃費を向上させて、エコカー減税に適合した日産のノート、ティーダやキューブなどのコンパクトカーがランク入りしており、トヨタは逆にウィッシュ、ヴェルファイア、ノアなどのミニバンがランク入りしているのも注目だ。

また、販売ランキングの上位になかなか出てこないのがSUVや高級セダンで、日本ではこのタイプのクルマの売れ行きがはっきりと鈍っているのが分かる。登録車ランキングで、クラウンが22位、エクストレイルが27位に入るのがやっと、という状況だ。

筆者: 松下 宏

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