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自動車評論家コラム 2009/9/29 09:00

フランクフルトモーターショーで感じたこと/松下宏のコラム

Text: 松下 宏 Photo: 松下宏
フランクフルトモーターショーで感じたこと/松下宏のコラム

フランクフルトモーターショーで感じたこと/松下宏のコラム

東京モーターショーでも同様の試乗デモが行われる予定だが、フランクフルトモーターショーでも電気自動車の充電や試乗のデモが行われていた。

充電する様子を見ていて気付いたのは、ドイツではまだ充電プラグの形状が決まっていないことだ。

フランクフルトで見た、形状の異なる充電プラグ-1
フランクフルトで見た、形状の異なる充電プラグ-2メルセデスの電気自動車に使われていた充電プラグ

たまたまそこで充電していた2台のクルマのプラグを見たら、メーカーは同じだったが、異なる形状をしていたからだ。

ちなみに、メルセデス・ベンツの電気自動車には青いプラグのほうが使われていた。

電気自動車の市販が先行している日本では、当然ながらプラグ形状の標準化はすでに実施されていて、市販されている三菱のi-MiEVとスバルのプラグインステラでは同じ形状の充電プラグが使われている。

ところがドイツではまだ標準化が行われておらず、現在はその話し合いが進行している過程にあるとのことだが、いずれにしても日本と同じ形状のプラグにはなりそうにないようだ。

将来的に電気自動車がたくさん走り出す時代になれば、アメリカなどには日本とドイツから電気自動車が輸出されることも考えられるわけで、そうなったときにプラグの形状が異なるために充電用の設備に余分なお金がかかるなんてことにもなりかねない。

西洋人(特に欧州人)はとかく、日本の風下に立つのを嫌うようなところがあって、テレビにしても携帯電話にしても日本で採用した方式とは異なる方式を採用したがる傾向がある。

電気自動車用のプラグといった小さなテーマであっても、いずれは日本と異なる形状が標準化されるのだろう。

プラグの形状の違いには、電力の規格などが影響する部分もあるのだろうが、合理的な観点から誰もが納得できる形での世界的な標準化が進むと良いと思う。

些細なつまらない話かも知れないが、フランクフルトショーの会場でこんなことを考えた。

筆者: 松下 宏
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