第18回「関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース」イベントレポート/マリオ高野(1/3)

第18回「関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース」イベントレポート/マリオ高野
第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン 第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン 画像ギャラリーはこちら

学生たちが、ダートで熱い闘いを繰り広げる!

第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース

今年もクルマを愛してやまない大学生たちによる熱い闘い、「関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース」が開催されました。

農作物や廃木材などから作られたバイオエタノールを3%混合した、地球温暖化防止に寄与する新世代の環境配慮型のガソリン「E3」を使用することで、速さを競うモータースポーツながら比較的環境に優しい自動車競技としても知られるレースです。

ただ単にクルマ好きの若者が走りを楽しむというだけではなく、これからの時代に合わせた新しいモータースポーツのあり方を模索し、提案することを目的とした志の高いイベントであるといえるでしょう。

第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン第18回 関東学生対抗 軽自動車6時間耐久レース 走行シーン

ちなみに「E3」ガソリンは、最近では一般的なガソリンスタンドでも採用するところが増えており、アメリカなどで流通しているエタノール10%混合の「E10」についても、将来的にはクルマ側の対応が進むことが期待されています。

当日は台風19号の接近により、安全を考慮してレース時間を2時間短縮するなど例年とは異なる事態となりましたが本来、レースとは天候の影響を強く受けるものなので、レースの厳しさや難しさという現実を実感できたという意味では、学生たちにとっては例年よりも有意義なイベントになったはずです。

レース序盤の段階では、本州に上陸した台風19号の影響はまだそれほどでもなかったものの、午前10時頃には強い雨が降り、路面は水を含んだ粘土のような状態に。ただでさえμが低いダートコースの難易度はさらに高くなり、接触やスタック、転倒などのトラブルが多発。荒れに荒れたレースとなりましたが、悪戦苦闘しながらも笑顔が絶えず、レースを存分に楽しんだ学生たちの声を紹介します。

【早稲田大学自動車部/学生カーソムリエ/原田さん】

早稲田大学自動車部/原田さん

今年は1~2年生の合同チーム2台、3年生、4年生のチームの合計4台での参戦なので、全車完走を目標として掲げました。クルマを壊さずに、次のドライバーにバトンを渡すことを最優先課題としたのです。その意識を徹底したおかげで、この悪条件の中でもレース運びはまずまず上手くいきました。

1台がオーバーヒートしてしまいましたが3台が完走、そのうち2台が表彰台に上がることができて良かったです。このレースの一番の楽しみと醍醐味は、ジムカーナやダートラなどのタイムトライアルの競技ではなかなか味わえない、他のクルマをオーバーテイクする瞬間の興奮ですね。

早稲田大学自動車部早稲田大学自動車部早稲田大学自動車部早稲田大学自動車部早稲田大学自動車部

【防衛大学校自動車部/角さん】

防衛大学校自動車部
防衛大学校自動車部防衛大学校自動車部/角さん

とにかく滑りやすい路面だったので参加者に緊張はみられましたが、トラブルに見舞われることもなく、順調に走り切れたと思います。今年にあたってのテーマは、「ウサギと亀の“亀”になって完走を目指す」だったので、リタイヤするクルマが多い中、5位での完走という結果は悪くないでしょう。

マシンはずっと何年もヴィヴィオを使っていますが、軽自動車の中では唯一サスペンションが4輪独立懸架式なので、リアサスがドロドロの路面にもよく追従してくれました。ただし、4気筒は低速トルクがイマイチなので、上り坂では3気筒のクルマより遅いかも知れません。

【専修大学体育会自動車部/野澤さん】

専修大学体育会自動車部
専修大学体育会自動車部/野澤さん専修大学体育会自動車部

「学生/一般の部」で優勝、「加盟校の部」では3位に入賞という好成績を残せた秘訣は、クルマ作りの重要性を認識して、しっかりとしたクルマを仕上げられたことだと思います。今年はクルマを買い替えましたが、安い中でもダートラなどの競技に使われていない、なるべく痛みの少ないクルマを選んだことも、可能な限りトラブルを回避することに繋がったと思います。「加盟校の部」では2位の早稲田と1周差だったので、エンジンのトラブルが惜しまれますが、目標の完走ができたので良かったです。

この悪条件の中でも完走できたのは、〝ドライバーの気合〟も大きかったですね。たとえぶつけても、致命傷にならないようにぶつけるなど、ぶつけ方が上手かったのです。ラジエターだけは守るぞ!みたいな感じで(笑)

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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