マツダ アクセラ 試乗レポート/森口将之 編(1/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳
ダイナミックなスタイリングと、最大のトピックはエンジン
2代目マツダ アクセラのボディサイズは、旧型とほとんど変わらない。
ハッチバックのアクセラスポーツで新旧を比較すると、全長は85㎜長くなったが、全幅は10㎜の拡大にすぎず、1,465㎜の全高、2,640㎜のホイールベースは同じだ。
それもそのはず、プラットフォームを旧型からキャリーオーバーしているからである。
こうしたモデルチェンジの手法は、今後の主流になると思う。現にこのクラスのライバル、トヨタ カローラとフォルクスワーゲン ゴルフも、同様の手法で進化を果たしている。
環境問題が深刻になっているのだから、無駄なモデルチェンジは控えたほうがいいわけで、今回のバージョンアップには賛同できる。
でもスタイリングは一新、かなりダイナミックになった。プジョーに似た顔つきは気になるけれど、サイドやリアにカーブしたプレスラインを入れたアクセラスポーツは、いまにも走り出しそうだ。
一方の4ドアセダンはサイドパネルやリアバンパーの造形をそれとは変え、落ち着いたイメージを表現している。ボディによってラインを変えるとは芸が細かい。
そんな新型アクセラの最大のトピックは、デザインよりもエンジンにあるといえるだろう。
2Lは直噴化するとともに、i-stopと呼ばれるアイドリングストップ機構を装備。
1.5Lはトランスミッションを4速ATからCVTに変えた。
2.3L直噴ターボエンジンから264psをマークするマツダスピード アクセラが引き続き用意されるのも、走り屋にとってはうれしいところだが、何はなくとも i-stop付の2Lにまずは乗ってみた。
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