ヨコハマタイヤ アドバンネオバAD08 試乗インプレッション(2/4)
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- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:荒川正幸(走行シーン)/ 吉澤憲治(置撮)
キーは、“シーケンシャル・ラウンド・グルーブ”
基本的にはパターンデザインはAD07と共通しており、太いセンターグルーブとその両サイドに入る波型形状のストレートグルーブ、そこから方向性を持った溝で構成される。
AD07ではさらに細い溝がショルダー部に入るのだが、アドバン ネオバ AD08ではブロック剛性を上げる目的も合って省かれている。その代わり方向性パターンを構成する溝はシーケンシャルラウンドグルーブとネーミングされて、路面からの入力を分散させる方向でデザインされている。これはタイヤの磨耗向上に効果が高い。またコーナリングで踏ん張る力はショルダーブロックを大きくし、ブロック自体も独立させないでつなぐことで全体として大きな塊としている。
またタイヤを輪切りにした状態を想像してもらえばわかるが、タイヤの骨格を作る構造材の中で、根元の部分にはスチールのインナーウォールを使ってしっかりした手ごたえを手に入れている。
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