国土交通省、2020年度目標の燃費基準「20.3km/L」に

画像は燃費と低価格が売りの「ダイハツ ミラ イース」

国土交通省は、20日に経済産業省と合同で開催した第7回会議において、2020年度を目標とした新たな燃費基準の最終とりまとめを行ったと発表した。

今回の取りまとめは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(以下「省エネ法」)に基づくもの。

省エネ法では、製造事業者等(自動車メカ及び輸入事業者)が販売する新車について燃費基準を遵守する義務が課されている。未達成の製造事業者等には、勧告、公表、命令、罰金(100万円以下)の措置がとられる。

新燃費基準の目標年度は、自動車の製品開発サイクルや現行燃費基準との関係を考慮して2020年度とされた。

各重量区分における燃費目標値は、以下のとおりとなる。

等価慣性重量(kg)/車両重量(kg)/燃費目標値(km/L・JC08モード)

800/~ 740/24.6

910/741 ~ 855/24.5

1,020/856 ~ 970/23.7

1,130/971 ~ 1,080/23.4

1,250/1,081 ~ 1,195/21.8

1,360/1,196 ~ 1,310/20.3

1,470/1,311 ~ 1,420/19.0

1,590/1,421 ~ 1,530/17.6

1,700/1,531 ~ 1,650/16.5

1,810/1,651 ~ 1,760/15.4

1,930/1,761 ~ 1,870/14.4

2,040/1,871 ~ 1,990/13.5

2,150/1,991 ~ 2,100/12.7

2,270/2,101 ~ 2,270/11.9

2,500/2,271 ~/10.6

上記の新燃費基準を達成した場合、出荷台数が2009年と同じと仮定した際の目標年度(2020年度)における燃費推定値は「20.3km/L」になるという。

なお、上記の対象車種は、「ガソリン、軽油又はLPガスを燃料とし、乗車定員10人以下の乗用自動車及び乗車定員11人以上かつ車両総重量3.5t以下の乗用自動車」。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車については、策定基準に必要な技術開発や普及の見込みが不明なため、今回の規制対象からは除外されている。

今後、この最終取りまとめを受けて来年春頃を目途に関連法令の改正が行われる予定だ。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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