シボレー 「コルベット・Z06・カーボン」の市販モデルの1台目をオークションに出品
コルベットの500台限定モデル「2011・コルベット・Z06・カーボン・リミテッド・エディション」の一台目が、4月3日、フロリダ州パームビーチの「バレットジャクソン」オークションにて最高落札者に売り渡される。
同落札者には、ミシガン州ウィクソムにあるGMのパフォーマンス・ビルド・センター(Performance Build Center)の見学というユニークな機会も授与される。同センターでは、「Z06」のエンジン「LS7」および「ZR1」のエンジン「LS9」が手作業により製造されている。このほか、コルベットの組立工場として名高い、ケンタッキー州ボウリンググリーンにあるコルベット・アセンブリ・プラントにて、車が組み立て製造ラインを流れる様子を見学することもできる。
シボレー・マーケティング担当の北米部門の副社長であるジム・キャンベルは、「この『コルベット・Z06・カーボン』モデルはコレクター達がすぐにでも欲しがる車だと確信している。だからこそ、バレットジャクソンを、この『Z06・カーボン』リテールモデルの一台目を販売する最初の会場に選んだ」と述べている。
「コルベット・Z06・カーボン・リミテッド・エディション」は、コルベットの「ル・マン24時間レース」参戦50周年を記念してデザインされた。これまでのように、レースモデルのテクノロジーを継承した市販モデルとなっている。
「コルベット・Z06・カーボン」モデルの目立った特徴としては、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、ミシュラン製PS2タイヤ、マグネティック・ライド・コントロール、そして強化された冷却システムなどが挙げられる。ブラックのヘッドランプおよびミラー、「ZR1」スタイルのボディカラー色のスポイラー、ボディカラー色のドアハンドル、カーボンファイバー製の盛り上がったボンネット、ブラックのカーボンファイバー製ロッカーパネルおよびスプリッターが、このモデルのダイナミックなデザインを強化し、質量と揚力の低下をもたらしている。
シボレーはこれまでもエキサイティングな車をバレットジャクソンに出品している。2008年にアリゾナ州スコッツデールで行われたオークションでは、2009年型「コルベット・ZR1」市販モデルの一台目が100万ドルで落札された。2010年型「コルベット・カマロ」市販モデルの一台目も、昨年の「バレットジャクソン」オークションにて35万ドルで落札されている。最も最近では、「コルベット・Z06」のリミテッドエディション(生産された427台のうちの427台目)が20万ドルで落札され、この金額は全て米赤十字社のハイチ救済活動に寄付されている。
「バレットジャクソン・パームビーチ」オークションは4月1日から3日まで開催される。
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