JDパワー、市販タイヤの顧客満足度調査結果を発表

CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D.パワー アジア・ パシフィックは、2009年日本リプレイスタイヤ顧客満足度調査の結果を発表した。

(※リプレイスタイヤ=市販タイヤ)

リプレイスタイヤに対する総合満足度を構成しているファクターは「ハンドリング/グリップ性能」、「乗り心地/静粛性」「耐久性/信頼性」「見映え」の4項目である。

【各セグメントにおける総合満足度ランキングの結果】

■ 軽自動車/コンパクトカー・セグメント

同セグメントでは、ヨコハマが総合満足度599ポイントを獲得し第1位となった。

ヨコハマは「ハンドリング/グリップ性能」「見映え」「耐久性/信頼性」でランキング対象の5ブランド中、最も高い評価を得ている。

第2位は、総合満足度594ポイントを獲得したトーヨーで、トーヨーは「乗り心地/静粛性」で最も高い評価を得た。第3位はブリヂストン、第4位はダンロップとなった。

以上の4ブランドがセグメント平均を上回った。

■ パッセンジャーカー・セグメント

同セグメントの第1位は、総合満足度681ポイントを獲得したミシュランとなった。すべてのファクターでランキング対象の7ブランド中、最も高い評価を得ている。

第2位はブリヂストンで、すべてのファクターでセグメント平均を上回っている。第3位はピレリとなった。

以上、3ブランドがセグメント平均を上回った。

■ ミニバン・セグメント

ブリヂストンが総合満足度618ポイントで第1位となった。

すべてのファクターにおいてランキング対象の6ブランド中、最も高い評価を得ている。第2位はミシュランであった。ミシュランは「見映え」がブリヂストンと同スコアで最も高い評価となっている。

第3位はダンロップであった。

【低燃費タイヤユーザーは「燃費への貢献度」を評価】

当調査の結果、低燃費タイヤの購入者の64%がタイヤを購入する際に燃費改善を重視していることがわかった。この割合は業界平均を9ポイント上回っている。

さらに、低燃費タイヤの購入者の38%がタイヤ購入時に環境への配慮も重視しており、この割合は業界平均を5ポイント上回っている。

低燃費タイヤ購入者の総合満足度を見ると業界平均レベルにとどまっているが、「燃費への貢献度」に対しては高い評価となっている。

高い期待をもって低燃費タイヤを購入した顧客の期待を実現している。2010年1月よりタイヤラベリング制度の運用が開始され、低燃費タイヤを巡るタイヤメーカー各社の競争が益々激化することが予想される。

セグメントにより異なる顧客の目線と、低燃費と環境という顧客の期待を両立する製品開発がタイヤメーカーに求められている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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