トヨタ、アクセルペダルに関するリコール対象車両の改善措置内容を発表
トヨタ自動車は、アクセルペダルの不具合に関するリコール対象車に関し、米国の対象車両となる8モデル(※1)に対し改善措置の内容を決定し、現地1日、米国トヨタ自動車販売を通じて発表した。
本件は、アクセルペダル内部のフリクションレバー部が磨耗した状態で、低温時にヒーターをかけるなどにより当該部分が結露すると、最悪の場合、アクセルペダルがゆっくり戻る、または戻らないという現象が発生する可能性があるもので、お客様に安心してご使用いただくために、現地1月21日、リコールを行うことを決定した。
今回の改善措置の内容は、アクセルペダル内部にスチール製の強化板を挟むもので、これによりアクセルペダルの不具合の原因となるフリクションレバー部とペダルアーム部の接点に隙間を設けるとともに、ペダルの戻る力となるバネの反力を強化する。
米国では、改善措置の実施準備が整い次第、各販売店での作業を開始する予定である。また今後は、リコール対象車への改善措置を最優先に実施するとともに、状況に応じて販売・生産についても再開する予定である。
なお、欧州や中国およびその他の国・地域においても、同様の改善措置を実施する方針である。具体的な内容については各国当局と調整する。
※1:対象8モデルRAV4(09-10MY)、カローラ(09-10MY)、マトリックス(09-10MY)、アバロン(05-10MY)カムリ(07-10MY)、ハイランダー(10MY)、タンドラ(07-10MY)、セコイア(08-10MY)
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