F1 第10戦 ハンガリーGP決勝、L.ハミルトン(マクラーレン)が今シーズン初優勝
F1 第10戦 ハンガリーGPが、ハンガロリンクで開催された。決勝は、昨年度チャンピオンのルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今シーズン初の優勝を飾った。
L.ハミルトンに11秒遅れて2位に入ったのは、今季最高位を達成したフェラーリのキミ・ライコネン。レッドブルのマーク・ウェバーは、今年2度目の3位入賞を果たした。
以降、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、ティモ・グロック(トヨタ)、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)の順で入賞、ポイントを獲得した。中嶋一貴(ウィリアムズ)は9位に終わった。
なお、波乱な展開となったハンガリーGP。予選では、フェラーリのフェリペ・マッサが前を走っていた他車の破片がヘルメットに当たり、タイヤバリアに激突するクラッシュを起こした。頭蓋骨(ずがいこつ)骨折と脳しんとうで直ちにブダペスト市内の病院に運ばれ、手術を受けた。容体は安定しているとのこと。
また決勝では、レース中のピット作業で、新しいタイヤが適切に取り付けられていない状態のままコースに出たフェルナンド・アロンソ(ルノー)は、右前輪が走行中に脱落。これが周囲に重大な危険を及ぼしたと判断され、大会審査委員会はチームに安全順守規定違反があったとして、次戦の欧州GP(8月21日~23日、スペイン バレンシア)の出場停止処分を科した。チーム側は国際自動車連盟(FIA)の国際控訴裁判所に提訴する意志を示している。
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