スズキ、V-Stromシリーズを全面改良…デザイン共通・快適性向上

Vストローム1000XT ABS チャンピオンイエロー

スズキは、スポーツアドベンチャーツアラーの「V-Strom(ブイストローム)」シリーズを全面改良し、650ccモデルの新型「V-Strom 650 ABS」、「V-Strom 650XT ABS」を5月30日より、1000ccモデルの新型「V-Strom 1000 ABS」、「V-Strom 1000XT ABS」を6月26日より発売する。

◆新型V-Stromシリーズ

今回全面改良したV-Stromシリーズは、シリーズ共通イメージのデザインを採用し、装備を充実させるなど、スポーツアドベンチャーツアラーとして快適性を向上させた。

650ccモデルの新型「V-Strom 650 ABS」はトラクションコントロールを新採用し、ワイヤースポークホイール仕様車の新型「V-Strom 650XT ABS」には、ナックルカバーとアンダーカウルも標準装備した。

1000ccモデルの新型「V-Strom 1000 ABS」は、制動時の姿勢を安定させる「モーショントラック・ブレーキシステム」を新採用し、ナックルカバーとアンダーカウルを標準装備。また、新たにワイヤースポークホイール仕様車の新型「V-Strom 1000XT ABS」を追加設定した。

◆価格(消費税込)

V-Strom 650 ABS:907,200円

V-Strom 650XT ABS:950,400円

V-Strom 1000 ABS:1,404,000円

V-Strom 1000XT ABS:1,447,200円

◆主な特長

【デザイン】

・1988年発売の野性的で力強いスポーツアドベンチャーツアラー「DR-BIG」のDNAを継承した、シリーズ共通イメージのスタイリング

・フロントには、縦型2灯ヘッドライトを採用

・車体色は、黄「チャンピオンイエローNo.2」、白「パールグレッシャーホワイト」、黒「グラススパークルブラック」の3色を設定

Vストローム650 ABS チャンピオンイエロー
Vストローム650 ABS パールグレッシャーホワイト
Vストローム650 ABS グラススパークルブラック

【エンジン】

▽650cc

・低回転域での鼓動感や、中回転域の力強い立ち上がりから高回転域までのスムーズな出力特性を特長とする645ccV型2気筒エンジン

・出力(51kW/8,800rpm)、トルク(61Nm/6,500rpm)を向上し、優れた燃費性能(35.5km/L ※1)を実現しながら、平成28年国内新排出ガス規制に対応

▽1000cc

・低中速域での力強さと扱い易さを特長とする1,036ccV型2気筒エンジン

・出力(73kW/8,000rpm)、トルク(100Nm/4,000rpm)の特性を維持し、優れた燃費性能(32.1km/L※1)を実現しながら、平成28年国内新排出ガス規制に対応

【装備】

▽シリーズ共通

・広い前方視界を確保する快適な乗車姿勢と、高さを3段階に調整できる大型可変ウインドスクリーン。ウインドスクリーンは、従来モデルよりも高く(650cc:+9mm、1000cc:+49mm)し、1000ccモデルは角度調整も可能とすることで、快適性を向上

・快適な座り心地と足つき性を実現する、スリムな形状のシートと燃料タンク。燃料タンクは、より長い航続距離を実現する大容量20Lを確保

・ギヤポジション、平均燃費、航続可能距離など、多様な情報を表示できる機能的な液晶メーターパネル。パネル下部にある12Vのアクセサリーソケットを650ccモデルにも新採用

・防風・防雨効果により長距離や寒冷時における快適性を向上するナックルカバーを、アンダーカウルと合わせて標準装備(「V-Strom 650 ABS」を除く)

・アルミ製キャストホイールを装着した標準車に加え、ワイヤースポークホイール仕様車を1000ccモデルにも設定

・2段階から選択可能なトラクションコントロールを650ccモデルにも新採用。前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リアタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減。エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となり、より快適なライディングを楽しめる ※2

・スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした

・発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度等の情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を採用し、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上

▽1000cc

・IMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)の搭載によりコーナリング時のブレーキングにおいてもバンク角に応じたABSの作動を可能とし、フロントブレーキ圧が一定以上入力されると自動的にリアブレーキ圧を発生させることで車体を安定させる「モーショントラック・ブレーキシステム」を新採用 ※3

・新型「V-Strom 1000XT ABS」には、ハンドルが固定される中央部を大径化したテーパー形状により力強さを感じさせるハンドルバーを装備

※1 国土交通省届出値:定地燃費値(60km/h)2名乗車時。定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率。燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値となる。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる。

※2トラクションコントロールは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止したりするものではない

※3 ABSは制動距離を短くするためのシステムではない。コーナーの手前では十分に減速するなど、走行環境に合った安全運転を心がけましょう

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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