メルセデス・ベンツ、SUVとクーペを融合した「GLEクーペ」を発表

メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ「GLEクーペ」を4月27日より注文受付を開始、発売は8月頃を予定している。

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「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。「GLE クーペ」は、クーペスタイルでありながら後席は大人が十分快適に過ごせる空間を確保し、最大1,720リッターと広いラゲッジルームを備えている。

「GLEクーペ」のラインアップは、クリーンディーゼルモデル「GLE 350 d 4MATIC クーペ」「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGが専用開発した高出力V6エンジンを搭載する「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」から構成される。

メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ
メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペメルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ

・デザイン

GLEクーペは、スポーツ性とモダンラグジュアリーに対する美的・官能的要求を併せ持つと同時に、SUVの要素も備えている。たくましい筋肉のようなフェンダー、大きなホイールアーチ、高いベルトライン、余裕ある地上高を備えることで、大型4ドアクーペの概念を新たな水準へと高めた。

GLEクーペの美しく大胆なプロポーションは、低く構えるウィンドウフレームと目を惹くボディとの関係性が大きく寄与しており、ダイナミズムとアジリティを象徴するシルエットを生み出した。短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが中心的な要素となっている。

メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを示している。一方、SUVらしい装備として、滑らかに一体化されたランニングボード*が挙げられます。* GLE 350 d 4MATIC クーペを除き標準装備

クーペの性格を強調するリアエンドは、Sクラス クーペで初めて取り入れられたデザインを採用している。スタイリングの特徴は、ボディの幅を広く見せ安定感を演出するリアエンド、バンパーに一体化されたナンバープレートホルダーである。

何世代にもわたってメルセデス・ベンツのクーペの独自性を示してきたもう1つの要素として、低いルーフラインと高いベルトラインがある。SUVの性格を表すのは、クロームメッキを施した前後のアンダーガード。リアは、アンダーガードにツインエグゾーストエンドを一体化している。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特長。オンダッシュ型ではなく、一部をインストゥルメントパネルに一体化したCOMANDディスプレイは、エルゴノミクス上最適の位置にあり、ドライバーの視線移動を最小限に留めるため視認性に優れている。

クーペスタイリングにもかかわらず、後席は大人が十分快適に過ごすことができる空間を確保するとともに、最大1,720リッターのラゲッジスペースも備えている。

GLE43エンジン

・ドライビングパフォーマンス

クリーンディーゼルモデルである「GLE 350 d 4MATIC クーペ」に搭載される3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンは、ピエゾインジェクターを用いた最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258PS(190kW)とともに最大620N・mもの強大なトルクを発生し、スポーティなSUVクーペに相応しい力強い動力性能と優れた燃費効率をもたらす。

また、排出ガスに尿素水溶液「AdBlue」を噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を 大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC(ブルーテック)」を採用し、世界でも厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現した。

また、可変エンジンマウントを採用することで、静粛性と低振動性を実現し、アイドリングから高速走行までのすべてのシーンで、プレミアムSUVにふさわしいパフォーマンスを発揮する。さらに、メルセデス 最新の9速オートマティックトランスミッション「9G-TRONIC」を組み合わせました。1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現する。

「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ」には、メルセデスAMGが専用に開発した高出力のV6エンジンが搭載される。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出す。

さらにシリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE加工を施した。これらメルセデスAMGの最新テクノロジーによって、最高出力270kW/367PS、最大トルク520N・mを発揮し、0-100km/h加速は5.7秒*というパフォーマンスを実現した。*欧州仕様参考値

メルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を搭載しており、ハイパワーを四輪へ最適に配分する。発進はもちろん高速走行時の絶大な安定性、ハイスピードコーナリング、そしてコーナー立ち上がりでの加速など、すべての状況で思いのままのドライビングを楽しむことができる。

また、9速オートマティックトランスミッション「9G-TRONIC」を採用し、ダイナミックなレスポンスによる爽快なドライビングフィールと滑らかで俊敏な変速を行う。1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現する。

標準装備の「AIRマティックサスペンション」は、走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立する。高速走行時または「Sport」や「Sport+」モードでは車高を下げて走行安定性を向上させる。

「GLE 63 S 4MATIC クーペ」に搭載される5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンは、メルセデスAMGによる開発であることはもちろん、エンジンのパフォーマンスを最大限引き出す専用チューニングが施され、最高出力585PS(430kW)、最大トルク760N・mの性能を発揮する。

またその強大なトルクを路面に確実に伝えスタビリティを向上する専用セッティングの四輪駆動システム「AMG 4MATIC」、AMG専用に最適化し操縦安定性と快適性を両立したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」など、GLE クーペの頂点に相応しいハイパフォーマンスを生み出す最新のテクノロジーが採用されている。

メルセデス・ベンツ GLE 350 d 4MATIC クーペ
メルセデス・ベンツ GLE 350 d 4MATIC Sports クーペメルセデス・ベンツ GLE 350 d 4MATIC クーペ

全モデルとも、センターコンソールの専用コントローラーを操作するだけで5つのモードからドライバーが望むキャラクターに瞬時にセッティング可能な「ダイナミックセレクト」を標準装備する。選んだモードに応じて、スロットルレスポンスとトランスミッションのシフトスケジュールが変化し、快適性や燃費を優先する走りから、素早いレスポンスでスポーティなドライビングまで楽しむことができる。

全モデルに標準装備の「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツではこれを「インテリジェントドライブ」と総称している。

「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されている。

これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定します。これにより、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする、まさに「部分自動運転」を実現した。

また、安全性に加え、利便性を向上する装備として、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を全モデルに標準装備している。

さらに、イグニッションをOFFにしてドアを開けた際に運転席/助手席それぞれの足元にメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが浮かび上がる「ブランドロゴプロジェクターライト」も全モデルに標準装備とした。

インフォテイメントシステムも、定評のCOMANDコントローラーに加えタッチパッドも採用することにより、さまざまな入力方法が可能となるなど、最新世代へと進化した。

価格(消費税込)

GLE 350 d 4MATIC クーペ:8,900,000円

GLE 350 d 4MATIC クーペ Sports:9,800,000円

メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ:12,000,000円

メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ:17,800,000円

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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