BMW、PHVの新モデル名を「iPerformance」に…新型7シリーズから採用
BMWは、2016年7月よりすべてのBMWプラグインハイブリッドモデルに「iPerformance(アイ・パフォーマンス)」という名称を使用することを発表した。新たに登場する「iPerformance」というモデル名称は、BMW iからコアブランドBMWへの技術の継承を誰の目にも明らかな形で伝える印である。
名前とデザイン要素によってBMW iからBMWへの技術の継承が誰の目にも明らかに
「iPerformance」という名がワールドプレミアを飾るのは、新型7シリーズに導入される3台のプラグインハイブリッドラグジュアリーセダンである。
これによりBMWは、2シリーズから7シリーズまで合計5つのプラグインハイブリッドモデルを揃え、コンパクトクラスからラグジュアリークラスまでを網羅することになる。その上で、将来はさらにモデルが追加される予定だ。
BMWのすべてのプラグインハイブリッドモデルは、電気モーター、バッテリーセル、電子制御コントロールユニットにBMW iのノウハウを活用している。BMWの徹底した電動化戦略を外観からも判るようにするため、すべてのiPerformanceモデルのフロントサイドパネルには、BMW iのロゴ、キドニーグリルとホイールハブにはお馴染みのBMW iのブルーのアクセント、そしてCピラーにeDriveのロゴが取り付けられる。
さらにユーザーは、BMW i 360度 ELECTRIC関連の製品やサービスを利用できる。まず、自宅で充電するための充電ステーションであるBMW iウォールボックスと、その設置サービスがある。また適切な再生可能エネルギーを提供する事業者によるグリーン電力契約の斡旋も含まれている。これらに加え、実用的なBMW iリモートアプリやインテリジェントなBMWコネクテッドドライブサービスも提供される。
新型7シリーズのプラグインハイブリッドモデルの駆動系は、BMWツインパワーターボテクノロジーを採用した4気筒ガソリンエンジンと、240kW/326PSのシステム出力を発生させる電気モーターで構成される。
新型「740e iPerformance」(標準ホイールベース)と新型「740Le iPerformance」(ロング・ホイールベース)は卓越した運動性能を発揮しながらも、平均燃費2.1リッター/100km、CO2排出量49g/km*を達成。加えて新型「740Le xDrive iPerformance」(複合モード燃費:2.3リッター/100km、複合モードCO2排出量:53g/km)*は2つのパワーユニットからの動力を、インテリジェントフルタイム四輪駆動システムを通じてオンデマンドでフロントおよびリアホイールに分配する。
* プラグインハイブリッド車両用のEUテストモードに基づく暫定値で、装着したタイヤサイズにより異なる
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