プジョー、ラリークロス選手権第9戦 母国フランスで優勝
世界ラリークロス選手権第9戦フランス(ロエアック)で、チーム・プジョー・ハンセンが6万5,000人の大観衆を前に、見事な勝利を飾り、チームは今季4勝目を獲得した。
ロエアックでの一戦は、母国フランスでのイベントとなるプジョーにとってファンを前にした大舞台となった。
前戦ノルウェーで勝利を飾ったハンセン選手は、まず2回の予選ヒートで見事な走りを披露。特にヒート2では、世界王者であるペター・ソルベルグ選手からのプレッシャーにも巧みに対応した。
ヒート3、4ではタイヤに気を配りながらも、セミファイナルでのポールポジションを獲得した。
ハンセン選手はセミファイナルでも完璧な走りを見せ、ファイナルでのポールポジションを獲得。続くファイナルでも集団から抜け出し独走する強さを披露した。ハンセン選手自身にとって今季2度目、チームにとっては4度目の勝利を獲得した。
一方、フランス人のチームメイト、デイビー・ジャネイ選手にとっては、残念ながら厳しい週末となった。
今季ドイツとカナダで勝利を飾っているジャネイ選手は、母国からの大声援を受けて登場したが、セミファイナルでは他車からのヒットでコースオフを喫し、フィニッシュすることができなかった。
ハンセンによるポイントと、セミファイナルまでにジャネイ選手が獲得したポイントを合わせ、チーム・プジョー・ハンセンはチーム選手権でのリードを広げ、2位との差は53ポイントとなった。
一方、ドライバーズ選手権においても、ハンセン選手は首位のソルベルグ選手との差を詰めている。
ティミー・ハンセン選手(優勝)
フランスでプジョーを駆って勝つことができた気持ちは、言葉に表せません!応援してくれたみなさんの思いに最高のかたちで応えることができました。ヒート4での208 WRXの走りは夢のようで、ファイナルでも全開で攻めましたが、最後のラップは噛みしめるように走りました。
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