世界4位の大メーカー、ステランティスが発足! プジョーとジープとフィアットが一緒になったら、一体どんなクルマが出てくるの!?

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2021年1月16日(土)、イタリア・アメリカ企業のFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)と、フランスのグループPSA、2つの大手自動車メーカーが経営統合を発表した。新会社の名前は「Stellantis(ステランティス)」。

果たして統合によってどんなクルマが登場するのか、予想してみた!

FCAとグループPSA、多彩なラインナップを写真で見てみる![画像60枚]

目次[開く][閉じる]
  1. ステランティスはルノー・日産・三菱アライアンスに次ぐ世界第4位の規模に
  2. 欧州小型車ブランドが多いステランティス
  3. 北米由来の個性的なブランドが欧州とくっついたら・・・!?

ステランティスはルノー・日産・三菱アライアンスに次ぐ世界第4位の規模に

2021年1月16日(土)、イタリア・アメリカ企業のFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)と、フランスのグループPSA、2つの大手自動車メーカーが経営統合を発表した。創設された新会社の名前は「Stellantis(ステランティス)」となった。

ルノー・日産・三菱アライアンスに次ぐ、世界第4位の規模になるという新会社ステランティス。ここまで複雑に絡みあう複数企業ブランドの統合となると、経営権の行方なども気になるところだ。

しかし、MOTAをご覧の方なら、何よりも今後どんなクルマが出てくるのか、そちらのほうに興味津々のはずだ!

ここではまず、FCAとグループPSAの現在のブランドをご紹介し、今後どのようなコラボや新モデルが登場するのか予想してみよう。

新CEOはルノー日産出身でオペル買収にも手腕を振るったアライアンスの達人!?

ステランティスのCEO(最高経営責任者)は、カルロス・タバレス氏だ。

タバレス氏はもともと、日産などと経営統合し大きく事業を拡大したルノーでCOOを務め、2013年にPSAに電撃移籍を図っている。その後2017年、ゼネラルモーターズ(GM)から欧州部門のドイツ・オペル/イギリス・ヴォクソールを買収した際の立役者でもある。

欧米の様々な企業体が集合する新生ステランティスの舵取りには最も適任、という訳だ。

FCAとグループPSAにはいったいどれだけの自動車ブランドがあるのか

さて、FCAとグループPSAには、いったいどれだけの自動車ブランドがあるのだろうか。

■FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の主な自動車ブランド

ジープ、クライスラー、ダッジ、マセラティ、アルファ ロメオ、フィアット、アバルト、ランチア、ラム・トラックス、フィアット・インダストリアル

■グループPSAの主な自動車ブランド

プジョー/シトロエン/DS/オペル/ヴォクソール

ただブランド名を列記するだけで、こんなにもたくさん!

日本には正規輸入されていないブランドも含め、実に多彩なラインナップを有する。あれとこれを組み合わせたらあんなクルマが…と早くも妄想した方もいるかもしれない。

欧州小型車ブランドが多いステランティス

それぞれが他に代えがたい個性を有する小型車ブランドが揃う

複数のブランドを有するステランティスだが、比較的欧州向けの小型車ブランドに偏った印象もある。

FCAはフィアットやアバルト(イタリア)、グループPSAはプジョーやシトロエン、DS(イタリア)、オペル(ドイツ)などだ。価格が安いコンパクトカーや小型商用車では、真っ先に統廃合が行われる可能性もある。

ただし、それぞれお国柄を反映した個性の強いブランドばかりなのも事実。ここ日本でもそれぞれに熱烈なファンを有している。

アバルトがWRCに参戦? シトロエンの小型EVが日本で旋風を巻き起こす!?

例えばスポーツモデルのアバルトが、豊富な世界ラリー選手権への参戦経験を持つプジョー・シトロエンとタッグを組んで、再びWRCに参戦する…そんなシーンには大いに期待したい。

いっぽうでフィアットやプジョーでは、欧州の街中で活躍する電気自動車(EV)の開発に大きく力を入れている。メカの共用化によりコストをさらに抑えられたら、小粋なフィアットやシトロエンの超小型EVが日本でもさらに競争力を発揮しそうだ。

北米由来の個性的なブランドが欧州とくっついたら・・・!?

ジープのSUVプラットフォームは既に成功事例も

小型車系が多いステランティスだが、いっぽうでアメリカ由来のブランド、ジープやクライスラー系で主流を占める中型車以上のクラスにも注目したい。

ジープブランドは、多彩なSUVモデルを有している。現在売れ筋のコンパクトSUVでは、既にフィアットとのコラボにより形の全く異なる兄弟車(ジープ レネゲードとフィアット 500X)を登場させ成果を上げている。

DSやシトロエンから出されているSUV(実はFFモデルが多い)に、ジープ系の本格的な4輪駆動を組み合わせたSUVプラットフォームが反映される日もそう遠くないだろう。

映画「TAXi」の世界をダッジのV8 OHVで再現!?

プジョーには、フラッグシップセダンの508がラインナップされている。今後はそんなラテンのセダンに、ダッジの後輪駆動プラットフォームと、V8 OHV HEMIエンジンなど組み合わせてみるのはどうだろうか。

豪快なトルクを発揮するマッスルカーと、耽美なフレンチデザインの融合! フランス・マルセイユの街並みでプジョーが爆走する映画「TAXi」を地でいくような世界を見てみたい…。

[筆者:トクダ トオル]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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