「MotoGP 第13戦 イタリアGP」、V・ロッシが今季初勝利!
ロレンソ2位、ペドロサは3位。ヤマハが1-2フィニッシュ
「MotoGP 第13戦 イタリアGP」は9月14日、決勝レースがイタリア・ミサノサーキットで行われ、地元ファンの大観声を全身に浴びながらイタリアのスーパースター、V・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)が今季初優勝を飾った。
フロントロースタートのロッシは、レース序盤にチームメイトのJ・ロレンソとM・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)を相手に三つ巴の激しいトップ争いを繰り広げた。4周目に先頭に立ったロッシは、マルケスの追撃をかわしてトップの位置を守り、力強い走りを続けた。
一方のマルケスは10周目の4コーナーで転倒したものの、エンジンを再始動させてレースに復帰。ロッシはその後、2番手につけるロレンソと大きな差を築きあげ、最後は独走勝利。1.578秒差でロレンソがチェッカーを受け、ヤマハは1-2フィニッシュを達成した。3位はD・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)。今季9回目の表彰台で16ポイントを獲得した。
全23選手中22名がミディアムコンパウンドを装着する中、唯一ロレンソのみがハードコンパウンドを選択してレースに臨んだ。転倒からのレース復帰後、ポイントリーダーのマルケスは15位でチェッカーを受け、1ポイントを獲得しチャンピオンシップポイントは289ポイントでランキング2番手のペドロサと74点差になった。今回のレースで優勝したロッシは、25点を加算して214ポイントでペドロサの1点差に迫っている。
次戦の第14戦アラゴンGPは、スペインのモーターランド・アラゴンで開催。9月26日(金)の午前9時55分(日本時間午後4時55分)にMotoGPクラスのフリー走行1回目がスタートする。
【優勝】バレンティーノ・ロッシのコメント(モビスター・ヤマハ)
「本当にうれしい。大勢のファンや家族、友だちがかけつけてくれるミザノで勝つのは格別だよ。フリープラクティスからバイクはとてもよく走ってくれたし、チームもがんばってくれた。おかげで、今回の戦いを有利に進めることができた。今朝のウォームアップでも調子が良かったので、優勝争いができると思った。ライバルたちとのバトルになることは明らかだったので、序盤から攻めて、最後までいいペースで走りきれた。今日は地元のコースで最高のレースができたよ」
リザルト
NO./ライダー/チーム
(1)46/バレンティーノ・ロッシ/モビスター ヤマハ MotoGP
(2)99/ホルヘ・ロレンソ/モビスター ヤマハ MotoGP
(3)26/ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム
(4)4/アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ドゥカティ チーム
(5)29/アンドレア・イアンノーネ/プラマック・レーシング・チーム
(6)44/ポル・エスパルガロ/モンスター・ヤマハ・テック3
(7)38/ブラドリー・スミス/モンスター・ヤマハ・テック3
(8)19/アルバロ・バウティスタ/ゴー・ファン・ホンダ・グレシーニ
(9)35/カル・クラッチロー/ドゥカティ チーム
(10)68/ヨニー・エルナンデス/プラマック・レーシング・チーム
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