三菱、「パイクスピーク2013」のEVクラスで「MiEV Evolution MiEV Evolution2」が2 位、3 位でフィニッシュ
三菱自動車は、6/24(月)~30(日)<決勝は30日>にアメリカ・コロラド州で開催されたモータースポーツイベント「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(以下パイクスピーク)2013」に『MiEV EvolutionⅡ』2台体制で参戦。増岡浩選手が電気自動車クラス2位、グレッグ・トレーシー選手が3位となった。
参戦車両『MiEV EvolutionⅡ』は、市販車の量産部品を元に、パートナー企業と先行開発した次世代EVコンパーネントの高容量バッテリー、高出力モーターを搭載。昨年の参戦経験をいかし、フロント2個、リア2個の4モーターから構成される電動4WDに、車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を新たに採用し、動力性能と走行安定性を高次元で両立。今回のレースで得られたデータやノウハウは、次世代の電動車両EV/PHEVへとフィードバックし、「環境への貢献」「走る歓び」「確かな安心」をユーザーに提供する。
30日に行われた決勝は、午前中の天気は晴れ、その後下り坂となった。すでに走行を開始していたアンリミテッド(改造無制限)クラスや、タイムアタッククラスはドライの路面でのレースだったが、EVクラス走行時には強い雨となった。そんな中、EVクラスのトップランナーのトレーシー選手は、10分23秒649で3位、2番手走者の増岡選手が10分21秒866で2位という結果となった。
2年連続でEVクラス2位となった監督兼ドライバーの増岡選手は「スタートを前に路面が完全にウェットだったので、スリックタイヤではなく溝ありのタイヤを装着しました。それでも道は完全に濡れているため、いたるところでマシンがスライドしました。まともに走れないような状況だったのですが、それでも何とか2台のマシンが無事フィニッシュして良かったと思います。優勝を狙っていただけに、結果はとても残念です。雨が降り、運がなかった部分もありますが、自分たちの力不足を認識しさらに精進していきたいと思います。」とコメント。
四輪でのパイクスピーク出場は今回が初めてとなるトレーシー選手は、「優勝するつもりでいたので結果は残念です。直前に降った強い雨で路面はまともに走れるような状態ではなく、フィニッシュできただけでも良しとするべきなのかもしれません。マシンをテストした時は常に晴れで、雨の走行経験が乏しかったのも事実です。しかし、『MiEV EvolutionⅡ』のドライ路面での走りは素晴らしかったので、次回また機会があれば優勝を狙いたいと思います。」とコメントしている。
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