ブリヂストンの低燃費タイヤ「ECOPIA(エコピア)」に『ECOPIA EX20シリーズ』新登場 ~軽・ミニバンなど車種ジャンル別に3タイプがデビュー~
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「低燃費で雨に強く、長持ちするタイヤ」と簡単に言うけれど・・・
3タイプに共通する特長として、ECOPIAシリーズが一貫して主張する高い低燃費性能を維持しながら、安全性(ウェット性能)を向上させ、かつライフ性能の向上を図った。つまり「低燃費で雨に強く、長持ちするタイヤ」が実現した!のだ。
・・・と簡単に書いてしまったが、本来それぞれ相反する性能であり、各タイヤメーカーの技術力とノウハウの蓄積が最も試される部分である。
ブリヂストンがECOPIA EX20シリーズの開発にあたり用いたのは「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」と「ULTIMAT EYE(アルティメットアイ)」の2つの技術。
「ナノプロ・テック」とは、タイヤ素材を文字通り分子構造レベル(ナノレベル)から見直す技術を指す。これにより相反する低燃費性能とウェット性能、耐磨耗性を兼ね備えることが可能となった。
「アルティメットアイ」は、ブリヂストンが特許申請中の独自技術。ブリヂストンが独自で研究・開発したタイヤ踏面挙動計測システムにより、実走行状態のタイヤの状態を計測・可視化し、解析することに成功した。
従来より行われてきたタイヤの高度なシュミレーション技術と、実際の挙動計測結果を組み合わせた「アルティメットアイ」により、タイヤのパターン設計の最適化などに十二分に生かされた。
セダン・クーペ専用「ECOPIA EX20」は操縦安定性を向上
「低燃費で雨に強く、長持ちするタイヤ」(低燃費性能、ウェット性能、ロングライフ性能の向上)はすでに紹介したが、ここからはECOPIA EX20の各シリーズ毎に、その特長を紹介していこう。
まずはセダン・クーペ専用「ECOPIA EX20」から。ブリヂストンの調査によれば、セダン車ユーザーがタイヤ購入時に重視するのは、1位「ウェットグリップ」、2位「高速直進安定性」、そして3位「静粛性」だ。他のタイプに比べ、特に走行性能を重視するセダンユーザーの特性が見えてくる。
ECOPIA EX20では、ショルダーブロック部(タイヤ左右の肩部分)の剛性を最適化することで、さらなる「操縦安定性の向上」を図った。
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