支払額400万円前後で選ぶ個性派CUV&SUV 徹底比較(3/4)

支払額400万円前後で選ぶ個性派CUV&SUV 徹底比較
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セグメント最大級のパノラミックルーフ

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あえてSUVならではの目線の高さを活かした、アップライトで高めのポジション。

シンプルなデザインで各要素が直感的にわかりやすくレイアウトされたインパネの中央には、「パワースタートボタン」と呼ぶエンジンスターターが設置されており、またATのマニュアルモードは、フォード流で、前が「-」、後ろが「+」となっているなど、走りを意識させる設定となっている。また、助手席側ピラーの付け根にディスプレイを設定したサイドビューカメラも特徴。

1050mm×785mmというセグメント最大の開口面積を誇る固定式のパノラミックルーフを持つのもクーガならでは。

後席の着座位置が前席よりもだいぶ高く設定されており見晴らしも良好だ。さらにヒール段差が高めに設定されているところもポイントで、おかげで成人男性が座っても大腿の裏が浮くこともない。前席の背面にはシートバックテーブルを備え、後席の座面下及び足元の床下に隠れた収納スペースが設定されているのも特徴である。

ラゲッジスペースも、このクラスでは標準的な容量が確保されており、これだけあれば十分といえるだろう。

また、近年ではCUV/SUVでも単独でテールゲートのガラスハッチ部分を開閉できる機構を持たないクルマが増えており、下記のムラーノもそれが当てはまるのだが、クーガには上部のみ独立して開閉可能で、小物を素早く収納することができる2WAYリアリフトゲートが与えられている。ちょっとした荷物の積み下ろしの際に重宝しそうだ。

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ラグジュアリー感の演出と上級装備

日産 ムラーノ日産 ムラーノ

写真のように明るいトーンを選べるのはムラーノならでは。デザインに凝る傍ら素材のクオリティ感も高く、さらにソフトパッドや光輝モールなどを駆使してラグジュアリーな雰囲気を演出している。

シートポジションは乗用車的で、居住空間も十分。サンルーフは前後に二つのガラスルーフを装備し、フロントは電動チルトアップ&スライドが可能な「スタイリッシュガラスルーフ」が設定される。

XVグレードでは、レザーシートや上記ルーフが標準装備となり、ステアリング調整も電動となる。

2011年のマイナーチェンジで、メーターがホワイト基調になり、シートやドアトリムのデザインも見直され、さらにセンタークラスターのカラーリングも変更されるなど統一感が図られた。また、地デジチューナーを内蔵し、携帯機器の接続など機能性の向上したHDDカーウイングスナビが用意されている。

エアコンには独自の「マイルドフローエアコン」を備え、また後席向けのエアコン吹き出し口があるのはムラーノのみ。

後席についても、クッションが厚くサイズも大きめで、居住性は上々。前席だけでなく後席もシートベルトの肩の高さが調整できるようになっている。

ラゲッジの広さは、奥行きも横幅もムラーノが一番大きく、タイヤハウスの張り出しも小さい。ワンタッチでラゲッジボードが開き、仕切りネットにより走行中の荷物の転がりを防止できるラゲッジ分割機構を持つのも特徴だ。

後席はダブルフォールディングではなく、ラゲッジ側面のレバーを操作すると後席の座面が沈み込みながら背もたれが低く収まるという仕組み。さらにその状態からの復帰が、上級グレードではラゲッジ側から電動でリモコン操作でき、電動テールゲートなど、上級装備が設定されるのも特徴の一つだ。

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アウトドアユースに向けた各部の仕様

トヨタ FJクルーザートヨタ FJクルーザー

インテリアの造りはいたってシンプルで、いかにもオフローダーらしい。乗員から近い位置に、天地方向が短く、直立気味に設定されたウインドウが印象的で、フロントワイパーは3本が並ぶ。

「カラーパッケージ」を選ぶと、インパネのセンターやインナードアパネルがボディ同色となり、大きなノブやダイヤルは、グローブを着けたままでも操作しやすく、また見た目にも楽しい。

左前方の死角については、上記2モデルのようなカメラはなく、補助ミラーが付くし、オートワイパーやオートエアコンの設定もないが、その辺りは、このクルマの位置づけと納得すべきだろう。ただし、基準位置が遠めであることもあり、テレスコピックはぜひ欲しかったところだ。後席にはピラーレスの観音開きのドアを開けて乗り込むのだが、フロントよりも先にリアドアを開閉することはできない構造となっている。

また、後席の居住空間はそれなりに確保されているが、シートの造りは比較的簡素で、基本的には前席重視のクルマといえそうだ。

バックドアは横開き式で、せっかくガラスハッチを単独で開閉できるようになっているのはいいのだが、かなり高めの位置にあり、スペアタイヤを背負っているため少々使いにくいのは否めない。

後席はダブルフォールディングが可能で、奥行き1500mm以上のスペースをつくり出すこともできるし、アウトドアユースに向けて、フロア面が防水仕様となっており、シート表皮も撥水・防水仕様となっているところも特徴だ。

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内装・装備の総評

FJクルーザーについて、オートエアコンやオートライトの設定がない点など、装備面では少々いたらなく感じる面もあるのだが、デザインが売りのクルマ故、あまりそこに言及すべきではないだろう。その点では逆にムラーノがクオリティ感と装備類の充実度の両面においてラグジュアリーCUVであることを感じさせる。クーガのタイタニアムは、車両価格300万円台の輸入CUVでありながら、本革シートやパノラミックルーフが標準装備される点は特筆できる。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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