試乗レポート

BMW 新型 M3・M4 試乗レポート／国沢光宏(1/3)

公開日:2014/10/22 09:26 最終更新日:2014/10/22 09:27

筆者：国沢光宏
カメラマン：和田清志

BMW 新型 M4クーペ[ボディカラー：オースチン・イエロー] 試乗レポート／国沢光宏

セダンのM3、クーペのM4、その違いを国沢光宏が試す！

BMWのスーパースポーツ「M3」がフルモデルチェンジを遂げた。5代目は4ドアセダンのみの設定(M3 Sedan)。2ドアクーペ版はベースモデルの名称変更にならい、今回から「M4」(M4 Coupe)へと独立した。

今も昔も、クルマ好きなら常に気になる存在の「M」。我らが親方、国沢光宏さんが最新モデルの実力を試す！

4ドアのポルシェ、健在なり

今や本家も4ドアモデルを作っているけれど、一昔前までBMWのスポーツモデルのことを「4ドアのポルシェ」などと称してきた。実際、BMWもポルシェ911の性能を強く意識したクルマ作りをしていたと思う。今回新型M3とM4に試乗したら、そんな昔の匂いを強く感じた次第。

まずM3から。

初代のM3はグループAというレースのホモロゲーションモデルとして登場。2ドアのセダンボディに2.3リッターの4気筒ツインカムエンジンを搭載していた。2代目モデルからレースと関係なくなったけれど、逆にレギュレーションに縛られなくなり、ドンドン高性能化していく。

[最新M3はどう進化を遂げたのか！？・・・続きは次ページへ]

ポルシェ911ともガチで勝負可能な4ドアセダン

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筆者国沢光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る