試乗レポート

ボルボ新型 XC90 海外試乗レポート／桂伸一(4/5)

公開日:2015/03/25 09:22 最終更新日:2015/03/25 10:37

筆者：桂伸一
カメラマン：ボルボ・カー・ジャパン／桂伸一

ボルボ新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート／桂伸一

ボルボ新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン直噴スーパーチャージャー＋ターボ) 海外試乗レポート／桂伸一

XC90のキャラクターに最もマッチするターボディーゼルモデル「D5」

まずは新型ボルボ XC90のキャラクターに最も似合うだろうターボディーゼルモデル「D5」から試乗。

ディーゼル特有の低回転トルクに押し出されスルスルとスタートする軽快さ。街乗りでこそディーゼルのザラ付いたノイズと鼓動を感じる回転域もあるが、それも低速域のみ。走り出して流れに乗ればバランスが整い、滑らかなサウンドに加えてターボトルクがこの巨漢を軽々と100km/hオーバーに導く。このクラスで気になる燃費は、欧州モードで5.7L/100km(約17km/L)!! 0-100km/h加速 7.8秒、220km/hの最高速と149g/kmのCO2の排出量は、クラスを代表する値だ。

「静かで高級」を直列4気筒で実現させた脅威のガソリンターボモデル「T6」

ガソリン・ツイン過給の「T6」はやはり低速から滑らかで、スーパーチャージャーの威力がD5に劣らない低速からの瞬発力を示し、静かで高級な4気筒がある事を証明する。

高速の伸びの爽快感はD5を上回る気もするが、静粛性の高さが印象を好意的にしている感もある。一方燃費は7.7L/100km(約13km/L)。0-100km/hは6.5秒、最高速230km/h、CO2は179g/km。

[期待のPHV、その仕上がりは・・・次ページへ続く]

ボルボが考える最強のプレミアムSUVは「プラグインハイブリッド」だった

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筆者桂伸一

1982年より雑誌「OPTION」誌編集部員からレーシングドライバーに転身!!92～93年はR32 GT-RでN1（現スーパー）耐久シリーズチャンピオン。近年はドイツ・ニュルブルクリンクで開催される24時間レースに、アストンマーティン・ワークスカーのドライバーとして参戦。２度の優勝を飾る。日本ジャーナリスト協会（AJAJ）会員、日本カーオブザイヤー（COTY）選考委員、ワールドカーアワード（W-COTY）選考委員。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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