ボルボV90クロスカントリーで東京から試される大地”北海道”へ。1400km、グランドツーリングの旅:前編(3/3)

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:佐藤正巳,茂呂幸正
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たかが40km。と行き当たりばったりが裏目に出た遠回り

さあ残る行程は青森港までの約90km。ここで行き当たりばったりの性格が裏目に出る。1時間ちょいで着くでしょうと高を括っていたら、頼みの自動車道は途中で途切れており、一般道を山越えするというルート。仙台の牛タン店の開店時間に続いて、下調べしていないことが露呈した。

それでも間に合わないわけにはいかないので、道を急ぐ。日ざしはかなり傾いて、V90クロスカントリーの影が長く長く伸びているのを見て、改めて緯度の高さを感じる。生まれ故郷のスウェーデンでも、こんな絵柄になるのだろうな。当初の計画では、「十和田湖あたりで撮影できたら」なんて思っていたが、そんな時間は微塵もなく、なんとか16時過ぎに青森港へとのフェリーターミナルへと滑り込んだ。

事前にボルボのスタッフがチェックインを済ませてくれていたお陰もあって、無事にV90クロスカントリーと我々取材班は、他のメディアチームと一緒に津軽海峡フェリー「ブルードルフィン2」号の車両甲板へ。さすがに800km以上ひとりでステアリングを握り続けたことと、船の出発に間に合ったことへの安堵感で、船室ではうつらうつら。冬の津軽海峡ではあるが、とくに揺れを感じることもなく、3時間40分の船旅はほぼ寝落ち。そしてすっかり闇に包まれた函館港へと到着した。

しかし、このまますんなりと宿に行ってはつまらない。函館=夜景という安直な考えが浮かんだが、おっさん二人でロープウェイに乗るほど野暮ではなく、函館港から望む夜景でお茶を濁すことに。しかしいざクルマを停めてみると、海面に照り返す夜景の中に特長的なテールランプが浮かび上がり、これはこれで絵になるではないか。ということで、満足した取材班は市内の宿へ。半日以上走り続けた1日目はこれにて終了。お世辞抜きで疲労感は少なく、ボルボV90クロスカントリーのもつ長距離ドライブの実力を実感したのだった。

後編に続く

[Text:オートックワン編集部/Photo:佐藤正巳,茂呂幸正]

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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