ボルボ V60 T5 R-DESIGN[新パワートレインDrive-E搭載・2014年モデル] 試乗/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
2014年もボルボの進化が止まらない!
かつての「四角い」という固定観念から大胆にイメージチェンジを図り、最初に新世代のボルボを体現したモデルとなったS60/V60は、2013年8月に約4000箇所にもおよぶ大掛かりなマイナーチェンジを実施。内外装だけでなく走りや装備など、いろいろ大きく変わったことは過去記事でもお伝えしたとおり。
さらにその2ヵ月後、両モデルの新しいR-DESIGNが登場したばかりだが、そのボルボS60/V60に新しいパワートレインである「Drive-E」(ドライブ・イー)の「T5」エンジンを搭載したモデルが追加された。
「Drive-E」というのは、ボルボが今後展開していく新しいパワートレイン戦略の総称で、これまで1.6リッター直4直噴ターボエンジンとDCTの組み合わせを「DRIVe」(ドライブ・イー)と呼んでいたのとは意味するものが異なる点にご注意。
ボルボがイチから開発を手がけた新パワートレイン「Drive-E」(ドライブ・イー)
そして今回、60シリーズに搭載された2リッター直列4気筒の直噴ターボエンジンを搭載した「T5」モデルが、Drive-E採用の第一弾となる。
なお、同パワートレインではトランスミッションが新たにアイシン製の8速ATとなり、エンジンマネージメントがデンソー製とされるなど、日本のサプライヤーが深く関わっているところも興味深い。
ちなみに、これまでもXC60やV40に「T5」と称するモデルが存在し、同じく2リッター直列4気筒の直噴ターボエンジンを搭載していたのとはまったく別モノ。旧T5エンジンがフォードとの提携時代にフォード主導で開発されたものだったのに対し、新T5エンジンはボルボがフルに独自で開発したものだ。
ご参考まで、最高出力180kW[245ps]、最大トルク350Nm[35.7kgm]というスペックは、偶然にもBMW328iとまったく同じ。そして燃費性能では、328iに対して、JC08モード燃費では負けるものの、欧州と米国のモード燃費では上回っていることをお伝えしておこう。
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