フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[ACC装着車] 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/4)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:オートックワン編集部・フォルクスワーゲン グループ ジャパン
フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[ACC装着車] 試乗レポート/渡辺陽一郎
「Volkswagen New Polo TSI Comfortline」(フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline) 試乗レポート/渡辺陽一郎 1 フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:サンセットレッドメタリック/アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:コーンフラワーブルー/アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:コーンフラワーブルー/アダプティブクルーズコントロール フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:サンセットレッドメタリック/アダプティブクルーズコントロール 画像ギャラリーはこちら

今や希少な小型5ナンバーボディを維持する輸入車

フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:サンセットレッドメタリック/アダプティブクルーズコントロール"ACC"(全車速追従機能付)パッケージ装着車]フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:コーンフラワーブルー/アダプティブクルーズコントロール"ACC"(全車速追従機能付)パッケージ装着車]

今では5ナンバーサイズに収まる輸入車は貴重な存在だ。ミニは先ごろのフルモデルチェンジで全幅が1700mmを超えて、3ナンバー車になった。プジョー208、シトロエンC3なども同様だ。1980年代に販売されていたBMW5シリーズ(E28型)の518i、520iなどが5ナンバー車だったことを考えると、輸入車はサイズアップが著しい。

日本車にも3ナンバー車が増えて、セダンやSUVの5ナンバー車は少数になった。しかし販売統計を見ると、軽自動車が約40%に達し、5ナンバーサイズのコンパクトカーも20%前後。さらにミニバンにも5ナンバー車が多く、日本は今も「5ナンバー車の国」だ。90年代以降、3ナンバー車が増えたことで販売総数が下がった経緯もある。

こういった事情を踏まえると、輸入車で、なおかつ5ナンバー車になる「フォルクスワーゲン ポロ」は、特別な存在ともいえるだろう。

エンジン一新で22.2km/Lの低燃費性能をマーク

フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[FF/ボディカラー:コーンフラワーブルー/アダプティブクルーズコントロール"ACC"(全車速追従機能付)パッケージ装着車]

このフォルクスワーゲン ポロが先ごろマイナーチェンジを受けて、機能を大幅に充実させた。ボディサイズに変更はなく、全長は3995mm、全幅は1685mmに収まる。全長はフィットより40mmほど長いが、全幅はわずか10mmだが狭い。日本の道路条件でも運転のしやすい大きさだ。

変更点を挙げると、まずはエンジンが一新された。1.2リッターのターボというスペックは継続するが、現行ゴルフが採用した新しいタイプを積む。最高出力は90馬力(4400〜5400回転)、最大トルクは16.3kg-m(1400〜3500回転)で、ゴルフの105馬力/17.8kg-mを下まわる。ポロも変更前は現行ゴルフと同等だったから、数値上はパワーダウンした。その代わりJC08モード燃費は、従来の21.2km/Lから、22.2km/Lに向上している。

安全装備はクラス随一の充実ぶり

もうひとつの注目点は安全装備の充実だ。ミリ波レーダーを使った衝突回避の支援機能「フロントアシストプラス」、追突を受けた時などに自動的にブレーキを作動させ、二次的な被害を軽減させる「マルチコリジョンブレーキシステム」、ドライバー疲労検知システムなどを標準装着した。

つまり現行ゴルフに採用されたエンジンやメカニズムを可能な範囲で採用して、機能の向上を図ったのが今回の変更だ。

[次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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