フォルクスワーゲン 新型 ポロ TSI Comfortline[ACC装着車] 試乗レポート/渡辺陽一郎(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部・フォルクスワーゲン グループ ジャパン
女性ユーザーへの拡販も目指したというが
フォルクスワーゲングループジャパンでは、2014年には約6万8000台だった日本国内の販売総数を、2018年には11万台レベルまで増やしたいらしい。そのテコ入れ策のひとつに新型 ポロがあり、女性ユーザーに拡販を図るべく、前述のようにボディカラーの選択肢を充実させた。TV・CMも女性向けに制作している。
この意図は理解できるが、個人的にはちょっと違うと思う。
ポロは実に無愛想なクルマだ。「あなたを適正なコストと所要時間で、可能な限り安全に目的地まで運ぶ。それ以上でも、それ以下でもない。付加価値を求めるなら、ほかのクルマを選んでくれ」といった雰囲気がある。ある意味その頑固さこそが魅力なのだ。
現行ホンダ フィットの開発者から、「VW ポロをベンチマークにして、いろいろな道を走り込んだ」と聞いた時も複雑な心境だった。「ポロがベンチマークでは困るよなぁ」と思った。このような状況だから、VWの国内販売台数を1.6倍に増やすといった話にもなるのだろう。
VWの5ナンバー車はポロと「up!」だけ。対する日本車メーカーは、軽自動車を含めて5ナンバー車を数多く手掛け、小さなクルマ造りが大得意なハズだ。3ナンバー車で負けるのは仕方ないとして、得意な5ナンバー車で日本のメーカーが金メダルが取れない(ポロのような世界のベンチマークとなるようなクルマ造りが出来ない)のは、実に不思議でならない。
[レポート:渡辺陽一郎]
Volkswargen New Polo TSI Comfortline[FF] 主要諸元
全長x全幅x全高:3995x1685x1460mm/ホイールベース:2470mm/駆動方式:前輪駆動(FF)/乗車定員:5名/車両重量:1130kg/エンジン種類:直列4気筒 インタークーラー付ターボチャージャー DOHC ガソリン直噴エンジン/総排気量:1197cc/最高出力:90ps(66kW)/4400-5400rpm/最大トルク:16.3kg-m(160N・m)/1400-3500rpm/トランスミッション:7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)/燃料消費率:22.2km/L[JC08モード]/タイヤサイズ:185/60R15/希望小売価格:2,239,000円[消費税込]
※試乗・撮影車は「Navi 714SDCW(含むリアビューカメラ)」+「ACCパッケージ」(294,300円)をオプションパッケージとして装着
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