トヨタ 新型SAI[2013年マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
衝突回避の支援機能は依然として高い。プリクラッシュセーフティシステムは最上級のG・Aパッケージに標準装着されるが、カメラを用いた車線逸脱警報&車線維持機能のレーンキーピングアシストも加わる。このためにリアサイドエアバッグなども備わるとはいえ、G・AパッケージはGに対して39万円高い421万円となった。
ちなみにトヨタ「クラウン」では、実質10万5000円でプリクラッシュセーフティシステムとクリアランス&バックソナーなどのオプション装着を可能にしている。せっかく大幅なマイナーチェンジを施したのだから、衝突回避の支援機能は、「クラウン」と同様の(スバル車に近いともいえる)設定にすべきだったろう。その上でレーンキーピングアシストも選択可能にすれば良い。
遮音材を改善し、静粛性が向上
ハイブリッドシステムは、直列4気筒の2.4リッターエンジンをベースにしたタイプ。エンジンとモーター駆動を合計したシステム最高出力は190馬力で、JC08モード燃費は22.4km/Lだ。トヨタではすでに設計の新しい2.5リッターのハイブリッドをトヨタ「カムリ」と「クラウン」に搭載。「カムリ」はシステム最高出力が205馬力、JC08モード燃費は23.4km/Lと良好だが、この2.5リッターのハイブリッドは採用されなかった。設計の変更が大きくなるためだ。
そこでG・Aパッケージを試乗すると、動力性能は従来と同じだが、余裕があって不満は感じない。ノーマルエンジンでいえば2.7リッタークラスに相当する。無段変速とあって加速感も滑らかだ。
マイナーチェンジ前に比べて向上したのは静粛性。遮音材を改善して遮音ガラスも採用され、アクセルペダルを深く踏み込まない限り、エンジンノイズが大きく響くことはない。音質もマイルドな印象で快適性を高めた。
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