ライズとロッキーは装備内装がまったく別! 先進装備や快適装備を考えると断然ロッキーがおすすめ! だが残価率はライズが有利だった

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:土屋勇人・トヨタ
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170万円以下で購入できるうえ、流行りのSUVとあって大人気を博しているダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ。この2台は兄弟車にあたり、違うのはフロントフェイスのデザイン程度と認識しているユーザーも多いハズだ。だが、細かく両車を見てみると安全装備をはじめとする装備面に大きな違いが存在するのだった。そこで今回はロッキーとライズの違いを明確にするとともに、両車の残価率をも比較。結論から言えば先進安全装備が充実しているのはロッキー。残価率が高いのはライズであった。

目次[開く][閉じる]
  1. 兄弟車のロッキーとライズだが、装備にわずかな違いが
  2. どちらのカラバリも11色だが、それぞれ独自のカラーを設定
  3. 【グレード比較】全体的に装備が充実しているのはロッキー! ライズのベースグレードは衝突被害軽減ブレーキの設定なし
  4. 【残価率比較】残価率が高いのはライズだが、金利が安いのはロッキー

兄弟車のロッキーとライズだが、装備にわずかな違いが

ダイハツ主導で開発され、2019年の登場から2年近くが経っても大人気となっているコンパクトSUVのトヨタ ライズとダイハツ ロッキー。OEMモデルなので当然ながら見た目の違いはフロントマスクくらいで、グレードの種類や価格設定もほとんど同じである。

しかし基本的に同じクルマとなるこの2台だが、装備内容をはじめとした仕様などにはわずかながら違いがあるのだった。そこで今回両車を細かくチェックしてみた。

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どちらのカラバリも11色だが、それぞれ独自のカラーを設定

2台のボディカラーはどちらもルーフがブラックになるツートンカラー含め11色だ。ただ、完全に同じではなく、ライズを基準に設定されるボディカラーを見ていくと、単色だけでも8種類。最上級のZのみ選択可能なツートンカラーは3種類と、ライズのカラーバリエーションは全11色となる。

対してダイハツロッキーのボディカラーも大まかにはライズと同じだが、ロッキーにはターコイズブルーの代わりにコンパーノレッド(オレンジがミックスされたようなレッド)を設定。それに伴いブラックルーフ×ターコイズブルーのツートンカラーもブラックルーフ×コンパーノレッドとなる。また、ツートンカラーが選択できるグレードも上級の2つとなるプレミアムとGに広がる。

【グレード比較】全体的に装備が充実しているのはロッキー! ライズのベースグレードは衝突被害軽減ブレーキの設定なし

グレードはライズ、ロッキーともにそれぞれにFFと4WDが設定される4グレード構成である。だが、対応するグレードで装備が若干違い、2WD同士で見てきたい。

ロッキーは全グレードで衝突被害軽減ブレーキを装備! ライズよりもロッキーが先進安全装備が充実

まずベースグレードのライズX(167万9000円)とロッキーL(170万5000円)の価格差は2万6000円ある。その違いは衝突被害軽減ブレーキにあり、ロッキーのみ装備される。 

そして中級グレードの価格差は9万9800円に上る。ライズライズX”S” (174万5000円)とロッキーX(184万4800円)である。具体的には、ロッキーXには16インチアルミホイール、液晶メーター、オートエアコンなどが加わるのだった。ちなみにライズX”S”はベースグレードと同様にフルホイールキャップを装着する。

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もっとも人気の高い上級グレードのライズG(189万5000円)とロッキーG(200万2000円)は、価格差10万7000円存在する。

ロッキーGには17インチアルミホイール(ライズGは16インチアルミホイール)となり、LEDヘッドライトのオートレベリング機能、LEDフォグランプが装備される。そして停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロール&LKC(レーンキープコントロール)などが加わるのだ。

そして最上級グレードにあたるライズZ(206万円)とロッキープレミアム(214万5000円)だ。

ロッキープレミアムには斜め後方を監視し、進路変更の際などの事故防止に大きな効果があるBSM(ブラインドスポットモニター)などが加わり、シート地がファブリック&ソフトレザー調となる。

※BSMはライズにはZ、ロッキーにはXとGにもメーカーオプション設定される。

ロッキーは2トーンカラーや運転支援システムを選択できるグレードが豊富

以上のことから、全体的にロッキーの方が装備は充実しており、その分の価格差も装備内容の違いを考えれば納得できる範囲だ。

さらにツートンカラーを選択できるグレードや装備内容の違いを見ると、開発&生産を担当するダイハツが本家のためなのか、少しロッキーの方が扱いはいいようにも感じる。また、メーカーオプションを加えてもライズとロッキーで完全に同じとはならない仕様もあるので、より自分に合った仕様を見つけてほしい。

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【残価率比較】残価率が高いのはライズだが、金利が安いのはロッキー

残価設定ローンで購入した場合に重要となる残価率を、両車のGグレード2WD同士(ライズ/189万5000円、ロッキー/200万2000円)で5年間60ヶ月のプランで比較をしていこう。ライズの5年後残存価格は66万3250円(38%)、ロッキーは63万7000円(35%)となる。

販売台数などによるネームバリューや中古車の販路の広さによるものなのか、ライズの方が高い。

残価設定ローンの金利はそれぞれ販社によっても違うが、ライズは6.8%程度。対してロッキーは1.9%、3.9%などと、ロッキーの方が低い傾向で、最終的な総支払額や月の支払いなどとなると、頭を悩ますこととなりそうだ。

購入時は両車の見積もりを!

同じように見えるとライズ&ロッキーながら違いは意外に多いので、可能なら両方商談することをオススメする。仕様、購入条件を含めた長期的な出費、ディーラーとの付き合い、雰囲気、アクセスなどを総合して、より自分に合った方を選んで欲しい。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/ライズ
トヨタ ライズカタログを見る
新車価格:
180.1万円244.2万円
中古価格:
118万円320万円

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筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

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