トヨタ FJクルーザー デザイナーインタビュー/トヨタデザイン本部 主幹 小川 洋(4/5)
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正/トヨタ自動車株式会社
人気のあまりに、FJクルーザーのコミュニティも設立
AO:FJクルーザーが北米で販売された後、一部の専門ショップが逆輸入車として販売し、アメリカ車ファンの間ではかなり盛り上がりましたが、それは実感していましたか?
O:そうですね。FJクルーザーのコミュニティができたりしたことは我々も注目していましたし、関心が高いという事実は認識していました。
AO:内外装の視覚的なデザインもさることながら、手で触る質感も独特のものがありますよね。素材の質感で凝ったところは何ですか?
O:樹脂をうまく使って、安っぽくはならないように留意しました。このクルマのキャラクターに合うようには作れたかなと思います。ドアハンドルは、ウインタースポーツ用のグローブをはめた大きな手でもしっかりとつかめるよう、安心感に繋がる質感、そういったものの形状や大きさ感はこだわって表現しております。
AO:ランクルプラドの卓越した4WDシステムに、この個性的なデザインが付いてくるFJクルーザーにこの価格で導入できたのは、FJクルーザーに憧れていた潜在的なファンもすごく嬉しいでしょうね。
O:確かに今回導入したFJクルーザーはお買い得だと思いますので、自分なりのカスタマイズをして遊んでいただければ、とも思います。
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