[試乗]デビュー11年目の更なる進化/トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート(3/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・TOYOTA
エスティマ独特の美しいフォルムを生かすデザイン変更
さて、新型エスティマの印象だが、外観では、マイナーチェンジながらもフロントマスクのデザインが大きく変わった。グリルが大きな口を開いたように見える形状は賛否両論だが、開発者は「女性ユーザーも意識した」と言う。
エスティマはヴェルファイア&アルファードほど押し出し感が強くないので、もともと奥様など女性層のウケが良い。そこで面の美しさを演出することも視野に入れ、この形に仕上げたと話す。
また従来型のボディは、真横から見ると前側が垂れ下がった印象だったので、顔を少し持ち上げて水平基調に近づける効果も狙った。
驚くほど手間のかかった2トーンカラー・・・ズバリ買いだ!
ボディカラーでは2トーンを設定している。上下に塗り分けるのではなく、塗装工程を2回繰り返す重ね塗りをした。例えばレッド×ブラックの2トーンなら、一度全てを赤色を塗った後に改めて黒色を屋根のみならず、ドアを開いた時などに見える部分も塗るという手間の掛けようだ。
したがって2トーンはボディ外板の窓から下側のみがレッドやダークシェリー、アイスチタニウムといった色彩になる。
通常なら赤色に塗装したボディ下部をマスキングし、ルーフだけを黒色で塗ったほうが面積も狭く効率的。しかし、エスティマの車両組立現場から、この手間が掛かる工程で「色の境目もなく、内装色と合わせることで質感を高めたい」と逆提案されたとのこと。 豊田章男社長の「もっといいクルマつくろうよ」がトヨタ全体に根付いてきた一つの結果だろう。
2トーンボディカラーの価格アップは5万4000円だから、多くの手間を要する割に高くない。販売店に契約から納車までの期間を尋ねると、ノーマルエンジンは1.5か月、ハイブリッドは2か月、2トーンボディカラーはさらに各1か月ほど長引くという。
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