[試乗]デビュー11年目の更なる進化/トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート(4/5)

[試乗]デビュー11年目の更なる進化/トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート
[試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 [試乗]トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」(2016年6月マイナーチェンジモデル) 速攻試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

パフォーマンスダンパー追加で正確性を増した操舵感

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気になる運転感覚について確認すべく、まず2.4リッターのノーマルエンジン車を試乗してみることにした。

動力性能は従来と同じだが、足まわりが刷新され、ショックアブソーバーの減衰力やバネレートも見直した。

ボディの前側にはフロントパフォーマンスダンパーを装着(一部の仕様は3万2400円でオプション設定)。テールランプにはエアロスタビライジングフィンも加えている。

試乗車のアエラス スマートにもフロントパフォーマンスダンパーがオプション装着され、操舵感は正確性を高めた。従来型では舵角が小さな領域の反応が曖昧だったが、改良後は車両が自然な印象で向きを変える。後輪の接地性も相応に高く、危険回避時でも不安がない。

18インチタイヤはやや過剰

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ただし乗り心地は硬い。タイヤサイズは18インチ(225/50R18)で、従来型に比べれば少し柔軟だが、依然として路上のデコボコを伝える。

特に2列目シートに座ると、床面周辺の振動が大きく、Lサイズのミニバンとしてはもう少しマイルドにして欲しいと感じた。

アエラス スマートに採用された合成皮革もいま一歩だ。女性ユーザーを意識して見栄えと肌触りに気を使ったが、体が滑りやすく着座姿勢が安定しにくい。ファブリックのシート生地の方が摩擦が高く、機能的は優れているだろう。

ちなみに18インチタイヤの銘柄はダンロップ・SPスポーツ270で、指定空気圧は前後輪ともに230kPa。見栄えのカッコ良さを重視しないなら、操舵感をもう少し穏やかにしても乗り心地を高めたい。

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あえて17インチにサイズダウンしてみるのも手

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そこで注目されるのが、エスティマのノーマルエンジン搭載車に用意されたタイヤの「インチダウン」だ。17インチ(2WDは215/55R17)&アルミホイール(価格は2万7000円の減額)、16インチ(215/60R16)&スチールホイール(9万8280円の減額)に変更できる。

このうち16インチは、購入後に自らの選択でホイールを交換しインチアップなどのドレスアップをするユーザーに対し便宜を図ったオプション設定だ。いっぽう17インチは、主にスタッドレスタイヤの履き替えやすさを意識したもので、18インチに比べて価格が安く設定されている。このサイズであれば、乗り心地が柔軟になる可能性がある。

動力性能は以前と同じ。ミニバンでは平均的な性能だが、実用回転域の駆動力が高く、多人数乗車でも力不足は感じない。登坂路ではノイズが少し耳障りだが、許容範囲に収まる。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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