【新型カローラ クロスと新型ヴェゼル比較】価格差わずか1500円! 装備内容は互角だが、後席の使用頻度が高ければ新型カローラ クロスに軍配

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飛ぶ取りを落とす勢いのコンパクトSUV市場だが、なかでも注目されているのがトヨタ 新型カローラ クロスとホンダ 新型ヴェゼルだ。サイズは若干カローラ クロスが大きいが、価格や装備に至るまでかなり近いのだった。そこで今回は2台の内外装装備や維持費に至るまで徹底比較を敢行。結論からいえば、後席の使用頻度が高ければ新型カローラ クロスという結果であった。一体どんな違いがあるのか!?
目次[開く][閉じる]
  1. 300万円以内で買える国産コンパクトSUV対決
  2. 価格差1500円! 新型カローラ クロスの最上級グレードと新型ヴェゼルの中級グレード比較
  3. 【内装比較】新型ヴェゼルは後席リクライニング機能はなし! USBポートなど快適装備は互角
  4. 【ラゲッジ比較】全長がより長い新型カローラ クロスは広さでリードもシートアレンジ機能は新型ヴェゼルに軍配
  5. 【先進安全装備比較】機能は僅差で新型ヴェゼルがリード! 新型カローラ クロスは必要最低限の内容
  6. 【維持費比較】自動車税は排気量の小さな新型ヴェゼルが安いが、燃料代は互角

300万円以内で買える国産コンパクトSUV対決

コンパクトだけどファミリーでもしっかり使えて、燃費のいいハイブリッドSUVが欲しいパパ・ママ。それなら登場まもないトヨタ 新型カローラ クロスと、2021年4月に登場したホンダ 新型ヴェゼルは気になるところですね。この記事では使い勝手や快適装備、購入後の維持費予想も含めて徹底比較します。

価格差1500円! 新型カローラ クロスの最上級グレードと新型ヴェゼルの中級グレード比較

新型カローラ クロスの魅力はSUVらしくルーフレールと豪華な内装装備

まずトヨタ 新型カローラ クロスは、ハッチバックやセダン、ステーションワゴンとして長年愛されてきたカローラシリーズ初のSUVとして、2021年9月に発表されたニューモデル。大きすぎず小さすぎないボディサイズは、全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mmで、SUVらしい逞しさと精悍さをあわせ持ったスタイルです。

パワートレーンは1.8リッターのガソリンとハイブリッドで、ガソリンは2WDのみ。ハイブリッドは2WDと4WDのE-Fourをラインアップしています。

今回取り上げるグレードは、トップグレードとなる「ハイブリッド Z」299万円(2WD)。メッキ塗装のフロントロアグリルやリアロアバンパーが豪華な外観で、18インチアルミホイールも切削光輝+ダークグレーメタリックの高級感あるデザインになっています。ルーフレールが標準装備なのもSUVらしくていいですね。インテリアは本革+ファブリックで上質感もあります。

>>【新型カローラ クロスとヤリスクロス比較】価格は約40万円! 維持費はほぼ互角も、家族で使うならボディサイズの大きな新型カローラ クロスに軍配

専用装備満載の内外装に注目! 新型ヴェゼルはオシャレな仕上がりが魅力

一方でホンダ 新型ヴェゼルは、ファッショントレンドを取り入れたスタイリッシュなデザイン&カラーで、ホンダらしい若々しさも感じさせるスタイリング。コンパクトSUVの人気トップの座を長年守ってきた初代から、ボディサイズはほぼ変わらず全長4330mm×全幅1790mm×全高1580〜1590mm。カローラクロスよりわずかに小さいサイズとなっています。

パワートレーンは1.5リッターのガソリンとハイブリッドで、どちらにも2WDと4WDが用意されています。

今回取り上げるグレードは、「e:HEV Z」289万8500円。外観ではプラチナクロームメッキ調加飾ドアロアガーニッシュや、エンブレムグレー塗装、フォグライトガーニッシュが専用デザインとなり、ブラッック+切削の18インチアルミホイールがついて、足もともキリリと引き締まります。

インテリアはブラックのプライムスムース×ファブリックコンビシート+専用インテリアで、トップグレードの「e:HEV PLaY」とはまたちがったセンスの良さを演出。落ち着きのあるインテリアとなっています。

>>【新型ヴェゼルグレード比較】ベースグレードと最上級モデル約60万円の差は車内装備に違いが! 実は最上級グレードがお買い得かも

【内装比較】新型ヴェゼルは後席リクライニング機能はなし! USBポートなど快適装備は互角

新型カローラ クロスはディスプレイオーディオが標準装備! 後席にも2つUSBポートを完備

ではまず、室内空間や装備を比べてみましょう。新型カローラ クロスは、奇をてらうところのないオーソドックスな雰囲気で、上質で使いやすい空間を目指したインテリア。前席はSUVらしくホールド性の高いシートを採用し、運転席が8way、助手席が4wayのパワーシート。どちらもシートヒーターが標準装備です。

左右独立温度コントロール付きのフルオートエアコンで、前席集中モードもついているので1人で運転する時にも無駄がないですね。ナビは7インチのディスプレイオーディが標準装備なのが嬉しいところ。オプションでもう少し大きな9インチも選択可能です。

USBは通信用1個と充電用2個、アクセサリーソケット1個が標準装備。あると便利なワイヤレス充電器や、家電がそのまま使えるコンセントは、非常時給電システムと合わせてオプションとなっています。

シートアレンジは後席が2段階のリクライニング機能付きで、ゆったり。前後スライドはありませんが、カップホルダー2個付きのセンターアームレストがあってリラックスできます。

>>大人気の新型カローラ クロスにネガポイントが2つ! その答えは内装とラゲッジスペースの使い勝手にあった

新型ヴェゼルは女性に嬉しいエアコン機能も魅力! USBポートの数は新型ヴェゼルに軍配

対する新型ヴェゼルは、やはり前席はゆったりとしつつ、ホールド性の高いタイプが備わりますが、調整は手動です。運転席&助手席のシートヒーター、ステアリングヒーターは標準装備。左右独立温度コントロール式のフルオートエアコンで、前席の人を直撃せず、室内を包むように風が出せる「そよ風アウトレット」が特徴的です。PM2.5対応高性能集塵フィルターもついているので、このご時世には安心ですね。

ナビは、装着用スペシャルパッケージは標準装備ですが、本体はオプションとなっています。同じくオプションで、音にこだわる人のために専用開発のプレミアムオーディオも設定されています。USBは前席に2個、後席に2個あり、アクセサリーソケットも1個が標準装備。ワイヤレス充電器はオプションとなっています。

シートアレンジは、後席は前後スライドもリクライニングもありません。カップホルダー2個付きのセンターアームレストは備わっています。初代ヴェゼルにはリクライニング機構が備わっていたので、ここは残念なところですね。

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【ラゲッジ比較】全長がより長い新型カローラ クロスは広さでリードもシートアレンジ機能は新型ヴェゼルに軍配

続いてラゲッジの広さや使い勝手を比べます。新型カローラ クロスは深さのあるラゲッジスペースで、容量は後席使用時で487L。最大幅は1469mm、高さは957mm、奥行きが849mmあり、たっぷりと荷物が積める印象です。

後席が6:4分割の可倒式で、倒すと奥行きが1885mmまで拡大。ただ残念なのは、そのままだと完全にフラットなスペースにはならず、純正アクセサリーとして2021年12月に発売予定の「ラゲージアクティブボックス」を使うことで、後席を倒した背もたれの部分と同じ高さにすることができます。こうすると、フロアの下にも荷物が入るようになり、分けて使えて便利です。

また、ハンズフリーパワーバックドアが標準装備で、手がふさがっている時には足の動作だけで自動開閉することも可能。予約ロック機能もあるので、子育て世代にも使いやすくなっています。

一方の新型ヴェゼルのラゲッジは、後席使用時で390Lとやや小さめの容量ですが、アンダーラゲッジは大きめとなっています。最大幅は1320mmほど、高さは860mmほど、奥行きは750mmほどと、やはりボディサイズに比例して少しずつタイトな印象。ただヴェゼルは後席がダイブダウンするため、低くフルフラットな荷室スペースに簡単に拡大可能です。

また、ホンダ特有の後席座面のチップアップ機構もあるので、荷室には入らない高さのある荷物も、後席の座面を跳ね上げれば積み込めるのが便利です。ハンズフリーパワーテールゲートも標準装備で、予約ロック機能もついています。

【先進安全装備比較】機能は僅差で新型ヴェゼルがリード! 新型カローラ クロスは必要最低限の内容

では、先進の安全装備を比較してみましょう。新型カローラ クロスは、昼夜の歩行者、昼間の自転車も検知するプリクラッシュセーフティをはじめ、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなど5つの機能が揃った「トヨタセーフティセンス」が標準装備。

パーキングブレーキサポートや、駐車の際に助かるバックガイドモニターや静止物に対する誤発進抑制機能「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)も標準装備となっている。。

動くクルマに対しても反応する「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)はオプション設定となっている。

充実の装備内容だが、死角を減らしてくれるパノラミックビューモニター、急アクセル時に加速を抑制してくれるプラスサポートがオプション設定となっているのが残念なところです。

新型ヴェゼルは、誤発進抑制機能や歩行者事故低減ステアリング、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)など、10の先進機能が揃った「ホンダセンシング」が全車に標準装備。運転に不慣れな人から、頻繁に遠出をする人まで安心できる内容です。

他にも、夜間に賢く照らしてくれるLEDアクティブコーナリングライトや、坂道を安全に走れるヒルディセントコントロール、バックする際に安心な後退出庫サポートなど、かなりの充実ぶりとなっています。ただ、車庫入れの際などに死角を減らしてくれるマルチビューカメラシステムはオプション設定です。

【維持費比較】自動車税は排気量の小さな新型ヴェゼルが安いが、燃料代は互角

最後に購入後の維持費予想です。新型カローラ クロスは年に一度かかる自動車税が3万9500円。車検ごとにかかる重量税は免税です。ガソリン代は、燃費が26.2km/L(WLTCモード)でレギュラーガソリンの平均価格(11月22日現在)が162.8円なので、計算すると500km走行するのに約3106円かかります。

新型ヴェゼルは自動車税が3万500円、重量税は免税です。ガソリン代は、燃費がが24.8km/L(WLTCモード)なので500km走行するのに約3282円かかります。

というわけで、室内空間はどちらも一長一短ありますが、後席に頻繁に誰かが座る、もしくは小さな子どもがいるファミリーはカローラクロスの方が向いている印象。人と荷物をフレキシブルに使い分けたいファミリーには、ヴェゼルも使いやすい印象でした。皆さんのファミリーにはどちらがぴったりか、ぜひじっくりチェックしてみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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