【予算450万円の3列シートSUV選び】トヨタ ランドクルーザープラドとマツダ CX-8ディーゼル比較! 価格差わずか9万円ながら、USBポートの数など車内の快適性はCX-8に軍配

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次のクルマは3列シートを備えたSUV! と決めている方も少なくないはず。真っ先に候補に上がるのが、3列SUVでもっとも人気のマツダ CX-8、そしてトヨタ ランドクルーザープラドだろう。まったく性格の異なる2台ながら、価格帯はほとんど同じ。しかもどちらもランニングコストが安いディーゼルモデルもあるとあって、この2台で悩む方も少なくないそうだ。そこでランニングコストや内装の使い勝手など、全方位で比較を敢行。価格差たった9万円の2台はどちらがいいのか!?
目次[開く][閉じる]
  1. 3列SUV人気モデル対決! どちらも低燃費のディーゼルモデル
  2. 価格差約9万円! CX-8の最上級グレードとランドクルーザープラドベースグレード対決
  3. 【内装比較】CX-8はディスプレイオーディオ標準装備も、プラドはオプション扱い
  4. 【シートアレンジ比較】3列目シートの収納方法はどちらも簡単! USBポートの数はCX-8の圧勝
  5. 【収納比較】フル乗車した際のラゲッジルームの広さはCX-8が僅差で勝ち!
  6. 【先進装備比較】CX-8はフル装備だが、ランドクルーザープラドは足らない機能も多々
  7. 【維持費比較】燃料代、税金面などCX-8が割安という結果に

3列SUV人気モデル対決! どちらも低燃費のディーゼルモデル

オシャレで使い勝手のいいSUVか、タフで頑丈な本格4WDのSUVか。ウチにはどっちがいいのかな、と悩んでいるパパ・ママはいませんか? 今回はファミリーに人気のマツダ CX-8とトヨタ ランドクルーザープラドを徹底比較。購入後の維持費予想もしてみます。

価格差約9万円! CX-8の最上級グレードとランドクルーザープラドベースグレード対決

都会も似合うスタイリッシュなデザインが特徴のマツダ CX-8

まずマツダ CX-8は、欧米でも高評価のスタイリッシュなデザインを持つ、ギリギリ街中でも扱いやすい全長4.9mほどのボディサイズ。

3列シート6人乗り/7人乗りが選べるSUVです。パワートレーンは2.2リッターのクリーンディーゼル、2.5リッターのガソリンターボとガソリンの3タイプで、それぞれに2WDと4WDを設定。トランスミッションは全て6速ATとなっています。

今回ピックアップするグレードは、クリーンディーゼルのトップグレードであり、特別仕様車の「XD エクスクルーシブモード」459万8000円(2WD/7人乗り)。6人乗りを選ぶと、16万5000円アップの476万3000円(2WD)になります。

外観はガンメタリックのフロントメッシュグリルやサイドガーニッシュ、高輝度塗装の19インチアルミホイールで上質&エレガント。ルーフレールがついてもスタイリッシュなのがさすがです。

インテリアはピュアホワイトレザーも選べる豪華でモダンな空間で、電動スライドガラスサンルーフ付きなので開放感があるのも魅力的です。

>>マツダ CX-8は商品改良で人気復活! その鍵は最上級グレードの差別化と特別仕様車にあった

ランクルの弟分! ランドクルーザープラドは本格クロカンモデル

一方でトヨタ ランドクルーザープラドは、オフロードの王者とも言われるランドクルーザーと血を分ちつつ、日常使いを意識したユーティリティでファミリーにも人気のSUV。

パワートレーンは2.7リッターガソリン、2.8リッターディーゼルがあり、どちらも5人乗りと7人乗りのグレードが設定されています。全車4WD、6速ATとなります。

ピックアップするのは、ディーゼル/7人乗りのエントリーグレードとなる「TX 2.8リッタークリーンディーゼル(7人乗り)」448万8000円。同グレードの5人乗りが433万円なので、3列シートモデルは15万8000円アップとなります。

外観はフロントマスクは上級グレードと変わりなく、タイヤも52万5000円アップとなる「TX ”Lパッケージ”」と同じく17インチでシルバーメタリックのアルミホイールを装着。クロームのドアベルトモールディングが省かれる程度で、大きな違いはありません。

ただ、インテリアはかなり簡素になります。運転席が本革で10wayのパワーシートだったのが手動調整のファブリックとなり、快適温熱シート+ベンチレーションもナシ。3列目シートの格納も手動になり、インパネなどの装飾もシンプルです。

>>【ランドクルーザープラド維持費比較】ディーゼルモデルは税金や燃料代などは年間8万円安いが、車両価格差67万円は埋まらず

【内装比較】CX-8はディスプレイオーディオ標準装備も、プラドはオプション扱い

それでは、室内の快適装備を比較していきましょう。マツダ CX-8は10.25インチのセンターディスプレイ、7インチでTFTカラーのマルチスピードメーターが標準装備で、とてもモダンな雰囲気。

運転席は10wayパワーシート、助手席は6wayパワーシートで、どちらもシートヒーターとベンチレーションがついています。2列目はセンターアームレストにUSBが2個あり、カップホルダーや小物入れも充実。2列目左右席にもシートヒーターがあるのが嬉しいですね。USBポートは2列目シートにも2個備わります。

オーディオはディスプレイオーディオと地デジチューナー、BOSEサウンドシステムまで標準で、ワイヤレス充電もつきます。とても豪華ですね。

対するトヨタ ランドクルーザープラドのインテリアは、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイがありますが、ディスプレイオーディオ+T-Connectナビキットは44万6600円のオプションです。パワーシートやシートヒーターなども、オプション設定すらないのは残念なところです。

【シートアレンジ比較】3列目シートの収納方法はどちらも簡単! USBポートの数はCX-8の圧勝

マツダ CX-8のシートアレンジは、2列目が6:4分割でスライド、リクライニング、ワンタッチウォークイン機構付き。3列目は5:5分割で折り畳み式となっています。

3列目に座る場合も、簡素な作りではなく快適性が高いですが、頭上のスペースは大柄な人にはタイトかもしれません。小柄な人や子どもが座るには十分といった印象。もし頻繁に3列目シートを使うのであれば、6人乗りを選択すると2列目と2列目の移動が車内でできるセンターウォークスルーが使えて便利です。

対するランドクルーザープラドの2列目シートはリクライニングが4:2:4分割ででき、6:4分割でスライドとウォークイン機構が使えるので、3列目へのアクセスもスムースです。

3列目シートは5:5分割でフロア格納ができるため、広大なラゲッジスペースが確保できます。USBはなく、DC12Vソケットがフロント、リヤ、ラゲッジに備わるのみ。ですが、ランドクルーザープラドの3列目シートは大人でもしっかり座れるスペースが確保されている上、乗り心地は街中でも意外にソフトで快適です。

年に2〜3回程度、帰省で両親を乗せる人や、部活の送り迎えで多人数を乗せる機会がある場合も、窮屈な思いはさせないでしょう。

【収納比較】フル乗車した際のラゲッジルームの広さはCX-8が僅差で勝ち!

深いアンダーボックスなど、収納スペースが豊富なCX-8

ラゲッジを比較してみると、CX-8は通常だと容量は239Lとコンパクトカーよりも狭いスペース。ですが、A型ベビーカーはしっかり積めるくらいの空間があります。

Boseサウンドシステムを搭載すると、やや削られてしまうものの、サブトランクも深さがあるので買い物バッグ程度は入ります。

そして3列目シートを前倒しすると、段差のないフラットなスペースが登場。3〜4人家族なら普段は3列目を倒してラゲッジとして使うことも多いので、これは使いやすそうです。

2列目シートを前倒しすると、やや隙間はあくものの、フルフラットの大きなスペースが生まれます。2列目・3列目とも片側だけを倒せば、スキーやサーフボードなど長尺物を積んでも4人乗車ができるのも便利なところですね。

>>マツダ CX-8の魅力は価格やデザインだけじゃない! 片手で操作できるシートアレンジや大容量のラゲッジルームなど使い勝手バツグンだった

ランドクルーザープラドは3列目シート収納時の使い勝手は抜群!

 

対するランドクルーザープラドのラゲッジは、7人乗車時だと容量は104Lと、さらに小さなスペースです。3列目をフロア格納すると553Lに拡大するので、レジャーの際は5人乗りでの使用が現実的でしょうか。

上級グレードになると、この3列目シートの格納・復帰操作が電動になり、スイッチひとつで操作できるのですが……、このグレードでは手動となっています。

>>トヨタ ランドクルーザープラドのシートアレンジに注目! じつはベースグレードが一番使いやすかった

【先進装備比較】CX-8はフル装備だが、ランドクルーザープラドは足らない機能も多々

では最後に安全装備を比較しましょう。CX-8は全車速追従機能付マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(AT車)をはじめ、AT誤発進抑制制御(前進時・後退時)、ブラインド・スポット・モニタリング、360度ビューモニター+フロントパーキングセンサーなど、市街地から遠出までしっかり安心の先進装備が揃っています。

夜間でも賢く照らしてくれるアダプティブLEDヘッドライトや、レーンキープアシスト、交通標識認識システムも標準装備となっています。こうした安全装備のグレードごとの差が小さく、ベースグレードでも満足度が高いのがマツダ車全般に言える特徴ですね。

ランドクルーザープラドはミリ波レーダー+単眼カメラでのプリクラッシュセーフティをはじめ、レーンデパーチャーアラートやオートマチックハイビームなど5つの装備を揃えたトヨタセーフティーセンスが全車標準装備。

ですがレーダークルーズコントロールは全車速対応ではなく、ブラインドスポットモニターも装備されません。

その代わり、オフロードをはじめ道なき道を進む際にサポートしてくれる頼もしい走行支援技術が満載。リヤのトルセンLSDや電動リヤデフロックはトップグレードのみの設定となりますが、トルセンLSD(センターデフ)付きトランスファーや傾斜角モニターといった、さまざまな技術でタフな走行を可能にしています。

【維持費比較】燃料代、税金面などCX-8が割安という結果に

それでは維持費の比較です。CX-8は年に一度かかる自動車税が年額4万5000円、購入時と1回目の車検時の重量税が免除されます。燃料は軽油を使用しますので、全国平均価格129.3円(7月12日現在)で燃費が15.8km/L(WLTCモード)で計算すると、500km走行するのに約4085円かかります。

ランドクルーザープラドは自動車税が5万1000円。ガソリン代は同じく軽油を使用しますので、燃費11.2km/L(WLTCモード)で500km走行するには、約5767円かかります。

市街地メインならCX-8を。アウトドア重視ならランドクルーザープラドがオススメ

というわけで、市街地をメインで走るファミリーや、上級装備重視ならCX-8、アウトドアが好きで冒険ドライブに出かけるファミリーならランドクルーザープラド、というような結果となりましたが、いかがでしょうか。

皆さんのファミリーにはどちらがピッタリか、ぜひじっくり選んでみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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