スペーシアの内装を解説! グレードによる違い、デザイン、使い勝手をチェック
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正/スズキ
スズキ スペーシアは、全高1700mm以上のスーパーハイトワゴンに分類される人気の高い軽自動車です。
日常の使い勝手を重視した設計で、ファミリー層を中心に幅広いユーザーに支持されています。
この記事では、そんなスペーシアの内装について、広さや使い勝手、デザインなどを写真で紹介します。
また、シートアレンジや荷室の使い勝手、内装色やタイプ別の内装の違いなども解説しますので、スペーシアの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
スズキ スペーシアとは
スズキ スペーシアは、全高が1785mmに達するスーパーハイトワゴンに分類される軽自動車です。後席両側にスライドドアを備え、優れた乗降性を実現しています。
外観や内装、装備が異なる「標準ボディ」と「カスタム」の2種類が設定されており、ライフスタイルに合わせて選択できます。
スペーシアは軽自動車市場においても人気が高く、2024年の1年間(2024年1月から12月)には月平均約1万4000台を販売し、ホンダ N-BOXに次ぐ販売実績を誇ります。
スペーシアの基本情報
ボディサイズ | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mm |
---|---|
室内サイズ | 室内長2170mm×室内幅1345mm×室内高1415mm |
乗車人数 | 4人 |
価格(税込) | 153万100円〜219万3400円 |
スペーシアの内装の主な特徴
スペーシアの内装には、ユーザーの日常を快適にするための魅力がたくさん詰まっています。主な特徴として以下の3点が挙げられます。
1. 軽自動車トップクラスの広大な室内空間と豊富な収納
背の高いスーパーハイトワゴンならではの開放的な室内空間と、助手席周りやシート下など、日常の使い勝手を考え抜かれた多彩な収納スペースが魅力です。
2. 快適性と利便性を追求した独自の装備
オットマン、座面前後長の延長、荷物のストッパーにもなる「マルチユースフラップ」や、室内の空気を効率よく循環させる「スリムサーキュレーター」など、乗る人みんなに優しい工夫が凝らされています(装備はグレードにより異なります)。
3. ライフスタイルに合わせて選べるタイプ別の内装
親しみやすい「標準ボディ」、上質な「カスタム」と、それぞれ内装色や素材、装備が異なり、個々のニーズや好みに合わせた選択が可能です。
またSUVタイプの「スペーシアギア」では、アウトドアユースを考慮した撥水シートや汚れに強い荷室加工が施されています。
スペーシアギアの詳細は以下の記事をチェック!
タイプ別グレード展開、タイプ別内装の特徴
スペーシアは、タイプやグレードによって内装の雰囲気や装備が異なります。ここでは主なグレードとそれぞれの内装の特徴を見ていきましょう。
スペーシアのタイプ別グレード展開
スペーシアのグレード展開は、標準ボディの「スペーシア」と個性的なデザインと装備を持つ「スペーシアカスタム」で異なります。
スペーシアには「HYBRID G」と「HYBRID X」の2つのグレードがあります。一方、スペーシアカスタムには、「HYBRID GS」「HYBRID XS」「HYBRID XSターボ」の3つのグレードが用意されています。
上級グレードであるスペーシアの「HYBRID X」とスペーシアカスタム「HYBRID XS」「HYBRID XSターボ」の内装には後席の使い勝手を高める標準装着されています。
タイプ | グレード |
---|---|
スペーシア | HYBRID G |
HYBRID X | |
スペーシアカスタム | HYBRID GS |
HYBRID XS | |
HYBRID XSターボ |
タイプ別内装の特徴
標準ボディのスペーシアは、明るいグレーを基調とした、親しみやすく居心地の良い内装が特徴です。一方、スペーシアカスタムはブラックとボルドー(紫色)を組み合わせた、上質で落ち着きのある洗練された空間が特徴です。
スペーシアのシート
スペーシア ハイブリッドXのフロントシート(前席)は、運転しやすく疲れにくい設計となっています。リアシート(後席)も十分なスペースが確保され、快適な座り心地です。
特に後席はスライドやリクライニング機構に加え、左右独立して格納できるため、乗車人数や荷物に合わせて柔軟にアレンジ可能です。
また上級グレードの後席には、オットマンのように足を支えたり後席に置いた荷物が床に落ちにくくする「マルチユースフラップ」が設定されています。
シートアレンジ
スーパーハイトワゴンとしての実力を発揮するのが、多彩なシートアレンジとそれによって生まれる広大な荷室空間です。
後席は左右独立してスライドやリクライニングが可能。簡単な操作でフラットな荷室を作り出すことができ、大きな荷物も楽に積み込めます。
後席を最後端にセットすれば足元空間も広々。フルフラットにすれば、大きな荷物を運んだり、休憩スペースとして活用したりと、様々なシーンに対応します。
スペーシアのコックピット
スペーシア ハイブリッドXのコックピットは、ドライバーが運転に集中できるようスイッチ類を機能的に配置。特にハザードランプのスイッチは、ステアリングホイールの左上に配置されており、先代型に比べて操作しやすいです。
エアコンの左端のスイッチは、運転席から少し遠く感じますが、扱いやすいです。
スペーシアのインパネ周り
スペーシアはインパネの上面が平らに仕上げられており、前方視界が良好です。ボディの側面も水平基調なので、斜め後方や真後ろも見やすいです。
また、パーキングブレーキやシフトノブも扱いやすい形状です。
メーカーオプションでは9インチの大型ディスプレイオーディオも選択でき、ナビゲーションやエンターテインメント機能が充実します。
スペーシアのドリンクホルダー/収納
スペーシアでは、車内の随所に気の利いた収納スペースが設けられています。
前席にはドリンクホルダーはもちろん、細かなアイテムを整理できるトレイやティッシュボックスが収まる大型グローブボックスなどを配置。
後席にはパーソナルテーブル(上級グレードのみ)も備わり、ドリンクや小物を置くのに便利です。
スペーシアの内装まとめ
スペーシアの内装は、スーパーハイトワゴンならではの広々とした居住空間が最大の魅力です。
前席はもちろん、後席にも十分なスペースが確保されている点が特徴です。特に上級グレードの後席には、快適性を一層高める「マルチユースフラップ」などが装備され、リラックスできる空間を提供しています。
荷室の床が低くフラットに設計されているため、日常の買い物からレジャー用品まで、様々な荷物の積み下ろしが容易に行えるなど、実用面でも優秀です。
加えて、車内各所に設けられた豊富な収納スペースも、普段使いの利便性を大きく向上させ、全体として非常に高いレベルで使い勝手が考え抜かれたパッケージングとなっています。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正 画像提供:スズキ】
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